8月 1日
やっと今日梅雨が明けた。タチアオイは梅雨の時期に下から順番に花が開き、梅雨が明ける頃にはまっすぐ延びた茎の先端まで咲きそろうから、その成長を見て梅雨明けを予想できる、と聞いたことがある。
さっき散歩の途中でこの花を見たら、確かに先端まで咲いていたけど、数日前から咲いていたような気もしないではない(^^; 実質、日曜日のあの雷と雨で、梅雨は明けていたんじゃなかろうか〜!?
赤や黄色の花は元気をくれる気がして、真っ赤な日々草を買ってきた。それと小さなコーヒーの木も。
暑さの中、風鈴、夕立、打水、涼風、行水・・・涼しくなるような言葉を思い浮かべながらカキ氷を食べている午後。あぁ、夏大好き!
 8月 2日
昨日は仕事場の箱崎まで歩いていたら、素晴らしい空に出会えた。あまりに迫力があるので携帯で撮りつつ向かう。実際はもっと凄い色だったんだけどなぁ・・・永代橋の手前と渡り終えてからの写真で、刻一刻と変ってゆく空の迫力がちょっとは判っていただけるだろうか。
ロイヤルパークホテルのラウンジには、我がCDを聴いて来て下さった初めてお目にかかる方達、群馬からわざわざお出かけくださった方、10年振りにお目にかかった方や、子供が夏休みのキャンプで留守だから来られたと言う友人や、 毎月のご常連の方や、、、沢山のお客様に囲まれ、その上、江東花火が目の前に花開くというすてきなプレゼントまで付いて、夢心地で歌った。帰りは、近くて申し訳ないと思いつつも、ボトルやら花束やらどっさり荷物なのでタクシーに乗ったのだが、運転手さんがこれまた感じの良い青年で、話が弾みつつ帰宅。幸せ一杯の大吉な日だった。だから歌い手辞められない。出会いに感謝しつつ精進しなくちゃ、ね。

 8月 4日
ネットで頼んだ収納ボックスやベランダ用物置が届いた。収納ボックスの組み立ては簡単だったが、物置は木製で重いし、自分で組み立てると思わずに購入したので、能書きを読みつつ大格闘。バラバラのパーツを組み立てていくのに、長い釘をどっさり使う。電動ドライバーを買っておいてよかった〜 じゃなきゃ日が暮れてしまう。
一人暮らしの必需品は、脚立、電動ドライバー、そして、ゴキブリが出てもキャーと逃げ惑わずにしっかと退治する心、なり〜!
ゴキブリはここ数年我が家には出ないですんでいるけれど、電動ドライバー片手に、暑さの中首にタオルを巻いて汗止めにしてる姿、我ながらオヤヂである(^^; さぁ、今夜はオヤヂから変身して、あでやかな浴衣美人にならなくては(笑)お客様も浴衣でお出かけくださるといいなぁ・・・

《完成した物置》
 8月 6日
昨日の朝、足の小指を家具にぶつけて突き指しちゃった、 どじな私(^^; 粗忽者なので、気づかないうちに打ち身でアザが出来てたり、切り傷を作ったりするのだが、小指が親指の次の太さに腫れて、ちと痛い。 今夜から3連荘の仕事で8センチハイヒール、地獄じゃ〜!気合入れなきゃ〜〜
それはさておき・・・mixiというコミュニティを始めて10ヶ月、友達の友達までの公開と規制しつつ、ブログのつもりで結構まめに日記を書いてるので、そのアクセス数はありがたいことに多くて、この間【15000】となった。
この我がホームページも、思い起こせば7月29日に始めたのだが、丸々5年経ったことになる。日記や写真を、さかのぼってみてくださってるという方も居る。カウンターが今朝見たらなんと【55505】に!もうすぐ【55555】である。
この目出度きゾロ目をゲットなさった方は是非メールをくださいね。ささやかなプレゼントを、と思ってます(^^v
 8月 9日


昨日は街を歩きつつ 「おそるべき君等の乳房 夏来たる」という西東三鬼の俳句を思い浮かべた。アイスや西瓜を食べた。 百日紅や夾竹桃や、芙蓉の花が目についた。 じわぁっと汗が噴出して・・・夏真っ盛り。
昨日、札幌で頼んでおいたトマトジュース「オオカミの桃」が届いた。 福島の知人からは、桃が届いた。 じわぁっとよだれが噴出して(笑) ・・・夏真っ盛り。
この間お客様のお一人に「日野さんの日記は、食べ物のことが多いね」と言われてしまった(^^;
ハイ、またまた食べ物の写真、桃を2種載っけちゃいました。食欲・・・もちろん落ちてません(笑)
(【55555】ゲットなさった方、ご連絡くださいね〜〜!)
 8月10日

《桃ときゅうりのサラダ》
映画「イタリア的、恋愛マニュアル(MANUALE D'AMORE)」を観てきた。4篇からなるラヴコメディー。主人公がリレー形式に代わっていくのだが、めぐり逢って、すれ違って、よそ見して、棄てられて・・・とテーマも代わっていく。不器用な主人公達のエピソードが綴られるが、恋の始まりを予感させておしまい。やっぱりイタリア人は明るく激しく前向きで、ラテン系のDNAを持ってるなと思う。「カンターレ・アモーレ・マンジャーレ」の国イタリアを楽しんだ映画だった。
昨日、別の友達から桃の第2弾が届き、その中の固めの桃ときゅうりでサラダ(オリーヴ油とお酢、荒挽き胡椒多めのドレッシング)を作った。夏にぴったりの爽やかなお味。飲み物はもちろん「オオカミの桃」で割ったビール「レッドアイ」
またまた食べ物の日記になってしまった〜〜 私には「アモーレ(愛すること)」が不足だけど、「カンターレ(歌うこと)」と「マンジャーレ(食べること)」は足り過ぎかな(^^;
 8月15日
ともかく、暑い!猛暑、酷暑、炎暑〜〜 残暑お見舞い申し上げます。
今日思い出している俳句 ・・・
  手に足におきどころなき暑さかな(一茶)
  ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない(山頭火)
  飲みたい水が音たててゐた(山頭火)

昨日誕生日を迎えたちょっと年上の友人にメールをした。彼女のお嬢さんが声優を目指していたことを知ってて、CMにも声の出演をしてると聞いてたのでどんなCMか教えてもらう。キリンビバレッジのピール漬けハチミツレモン、第二弾がディアボロジンジャーだということで、早速ネットで検索。http://www.beverage.co.jp/product/cm/kitchen/ CM情報をクリックすると、Yちゃんの爽やかな声が流れてくる。数年前に会ったことのあるあのお嬢だと思うと、なんだか嬉しくなってきた。買ってみよう、この製品(^^;
さて、なんと【55555】ゲットは同級生のH君だった。【33333】【45678】に続いてのゲットだから他の方に申し訳ないと恐縮してメールをくれた(笑)。いえいえ、とんでもない〜強運&ご縁、感じます。ささやかなプレゼント、お送りします!
 8月17日
写真は、昨日の午後の近所の公園。図書館に本をオーダーしに行き、帰りに通ったいつもは賑やかな公園にはひとっ子一人居なかった。 お盆休みの後半は、宴会続き。一昨日の夏ふぐコースに続き、昨日はお鮨、そして今日もご近所での宴会が夕方から始まる。 もちろんお酒もいやと言うほど飲んじゃってる。
観たい映画はどっさりあれど、後回しにして 効きの悪くなったエアコンを買い替えるべく、○○カメラに行ってこようと思う。
あまりの暑さに頭が回転してないけど、 明日から心を入れ替えて(笑)しっかり働きます!
 8月19日
目から紫外線が入ってきて目が日焼けをすると、肌も日焼けをするんだと教わった。角膜が紫外線を吸収すると、脳に「メラニン色素を作れ!」という指令を出すからだって。 近眼が進んだために度の入ったサングラスを使っているが、こんな話を聞くとますます手放せなくなりそう。
陽射しはまだまだきついけれど、真夏の中の涼風にちょっぴり秋がまじり始めたかな〜 蝉時雨の勢いもちょっと落ちたかな〜〜 秋に向かうこれからが、過ぎゆく夏に後ろ髪をひかれちょっぴりせつなくなる苦手な季節である。
ベランダの日々草は、その名の如く毎日花を咲かせてくれている。9月のDM葉書に一筆添える作業をしつつ過ごす、休日。
15日の日記に書いたディアボロジンジャー、買ってきてみた。大人っぽくてさっぱりした良いお味。
 8月21日
年代物のエアコンをだましだまし使っていたが、流石のこの暑さで買い換える気になった。冷房は苦手だし、11階で風が通るので、あまり不自由を感じてなかったけれど、新品はやはり気持ちが良い。
取り付けに来てくれたのが、好青年!音楽が大好き、長渕ファンのようで、アマチュアながらライヴやスタジオでの練習など、ギターの弾き語りの音楽生活もがっつり楽しんでいる様子。音楽の話をしつつ、後半はmixiの話などもしつつ、汗だくで取り付けてくれた。他の家と違って改造してるので、とてもご苦労をかけた作業だったが、笑顔で取り付けてくれたから、殊更に気持ちが良いのかもしれない。
夕風が入ってくるけれど、せっかくだから、暫く冷房入れていようかな〜〜
 8月25日
映画「プロヴァンスの贈りもの(A Good Year)」を観た。ベストセラーになった「南仏プロヴァンスの12ヶ月」(原作者ピーター・メイル)から生まれた映画だそうだ。
ロンドンで敏腕トレーダーとして多忙な日々を過ごすマックスに、人生の師のようだったヘンリー叔父さんが残したプロヴァンスの土地。迷惑にさえ思っていたその葡萄園での休暇の日々の中で、遥か彼方に置き去りにした少年時代を思い出し、地元の女性ファニーとの恋というおまけもついてて、変っていくマックス。ワーカーホリックの彼が、プロヴァンスのくれた幾つもの贈り物に気付き、新しい人生を発見する物語である。
英語とフランス語が入り混じり、「Vous qui passez sans me voir」「J’attendrai」「Boum」といったスタンダードなシャンソンの名曲も映像にぴったりと寄り添って流れる。プロヴァンスの景色も絵画のよう。
プロヴァンスに行きたくなる、美味しいワインを飲みたくなる、そして心の豊かさが何より大事と教えてくれる爽やかな映画だった。
 8月28日
昨日は早寝したせいもあってか、久々にたっぷり夢を見た。
何故だか安倍さんじゃなくて小泉さんの秘書になってて、 100万円の札束を色々な所に郵送していて、名画を隠し持ってたりして、 いっぱいハラハラドキドキがあって・・・疲れる夢。 世界陸上を見て、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」を読んでるんだから、どうせなら気持ちよく走ってる夢を見りゃいいものを(^^;
目が覚めたらツクツクボウシが鳴いていた。 ツクツクボウシ〜〜 ツクツクボウシ〜〜♪ 上手に鳴いてると思うと、ツクッ、っと止まっちゃったりして、 そのあとはビーッゴニョゴニョ照れ隠しの鳴き方になってるようで、 可笑しくなったら、疲れる夢も吹っ飛んだ。
もうすぐ9月、秋はすぐそこ。
明日は久し振りの大きい舞台、新橋演舞場、楽しんできます。
 8月30日

      《鳩と金魚》
昨日の新橋演舞場、トップバッターになるとは思わず(しょっぱなは責任重大で嫌なもんです・笑)、トップで歌うのが「アコルデオン弾き」なんていう重い曲でいいのかなぁと思いつつも、舞台を終えてホッとひと息である。長谷川きよしさんをナマで聴けたのが最高だった!
先週今週と、働き者の私。先週の昼のステージに聴きにきて下さった宮本さん、お手製のちりめんで作った鳩をプレゼントしてくださった。前には、金魚も頂いて飾っている。両方とも、可愛い大きさなのに中に香を入れられるようになっている。この宮本さん小春のひとりごとというHPを作ってらっしゃるのだが、嬉しいことにその日記に私のCDのことを書いてくださっている。手作りの作品に目を見張り、お料理の腕前に感心し、ご主人の短歌に頷き、小春ちゃんの愛くるしさに顔をほころばせて拝見しているHP。温かい気持ちになる。是非訊ねてみてね。
 8月31日
小杉健治さんは帚木蓬生さんと並んで、大好きな作家の一人。ミステリーというジャンルに括れない作品をお書きになる。法廷ものが多いのだが、今回読んだのは「もう一度会いたい」という作品。
ひきこもりの青年とアルツハイマーが進行中の老人が出会ったことから、物語は始まる。青年は老人のために、その思い出に残る初恋の人探しを始める。ひきこもりから抜け出していく青年は、過去の殺人事件にたどり着くが、老人の初恋の人の背景には辛い現実が待っていた。思ったとおり、優しい気持ちになれる作品だった。
小杉作品の中には、家族の絆が描かれているものが多く、犯罪の動機がどうしようもなく切ないものが多く、運命を狂わせられる善意の人が多く描かれているように思う。山本周五郎さんにも通じる、弱者への優しい目を感じる。今まで読んだ「下へのぼる街」「父からの手紙」「動機「犯人のいない犯罪」「残照」等々どれも胸の熱くなる作品だった。
秋がそこに待っていると思うと、傍にどっさり本を置きたくなる。 これから図書館へ行ってこよう。
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