11月 1日
ホームページのこの日記のおかげで、一年前にどんな自分が居たのかがわかる。去年のハロウィンの頃はどうも風邪気味だったようだ。今年は風邪もひかず、元気で11月を迎えられた。相変わらず散歩も楽しんでいるが、ほったらかしにしていた自転車を最近修理したので、ネーム入り「Yoshico号」で、行動範囲も随分広がりそう。
木々も色づきはじめたが、イチョウの木は、植えても銀杏が実るのは孫の代なんですって!だから公孫樹と書くんだ・・・納得。植物の時の流れはスケールが大きい。人間は長くても100年足らず。それも最近では1年が駆け足で過ぎる。あと2ヶ月の今年、いかに満ち足りた時が過ごせるかなぁ~
さぁ、五感を働かせて秋を楽しもう!

 《Yoshico号》
 11月 3日

日本橋高島屋で「美しさへの挑戦 ヘアモード・メイクアップの300年」を見てきた。ポーラ・コレクションがどっさり。洋の東西を問わず、美しさへの探求はすたれる訳はないだろうが、時代の移り変わり、西洋の人と日本人の美意識の違いなどが見て取れて、面白かった。時代にそった流行の髪型を2分の1サイズで作り上げている展示も、ロングドレスを着る事が多い身には興味深く、楽しく閲覧した。
それにしても、目の保養になる、お越し入れ道具や繊細な細工物に、思わず溜め息~~ その後、ついつい髪飾りやウィッグ等、沢山買物してしまった事は、言うまでもない(^^;;;


 《ポーラコレクション》
 11月 5日

鍋料理が食べたくなる季節になった。これがフランスなら、オーブン料理、といったところかな!?
「秋深し 隣は何をする人ぞ」「この道や 行く人なしに秋の暮」~芭蕉の秋の句や、「まっすぐな道でさみしい」「寒い雲がいそぐ」「うしろすがたのしぐれてゆくか」~山頭火の初冬を思わせる句を思い浮かべていたら、Uさんから俳句五句詠んだ、恒例の絵葉書が届いた。
その中からいくつかご紹介・・・「夕風に 木(こ)の実カツカツ 路を打つ」(新宿御苑)「朝寒や 囀り聴いて 微睡(まどろ)みて」(我が床)「秋の雲 切れてマチスの 青き女(ひと)」(上野公園)
季節感たっぷりの俳句をいつもありがとうございます、Uさん!秋の音や秋の色が浮かび、秋の空気を感じて、幸せ気分の午後。秋深し これから一人 きのこ鍋・・・これじゃ俳句になってない。



 《土牛の絵葉書》
 11月 7日

《来年はすぐそこ・・・》
頼んでおいた年賀葉書を取りに行った。お年玉セットなるものをくれた。筆ペンとぽち袋3枚。郵便局でこんなおまけがつくなんて知らなかったなぁ。この間、猪が海を泳いで陸に居る釣り人を襲ったというニュースがあったが、葉書の干支のイノシシは、うりんぼうのようでつぶらな瞳の可愛い顔。
毎年利用する大きめの手帳も買った。前年の12月のページが付いている手帳なので、12月以降のスケジュールは新しいノートに書き込むことにしている。すっかり年末というか来年モードに切り替わった頭。あっという間に来年が来ちゃうんだろう。
3日前に「mixi」に入った。随分前からいろんな方からお誘い受けつつも、忙しくなるんじゃないかと二の足踏んでたんだけど、とうとう!次々とご連絡がありリンクが広がる。ご無沙汰してた人ともメール交換が出来て、近況もわかり嬉しいのだが、パソコンに向かうのも近眼と腰痛がひどくならない程度にしなくっちゃね。
 11月10日

《あんこう鍋》

 《あんこう唐揚》
暦の上では冬がやってきた、そして鍋の季節。
昨日は神田の老舗「いせ源」にあんこう鍋を食べに行った。下町グルメツアーの、かしまし娘隊(娘といっても3人で150歳以上なんだけど~)久し振りの出動である。風情のある佇まいは神田ならでは。大繁盛した店内に美味しい香りが漂っている。あん肝や唐揚げなど頂き、いざ、鍋を食す、お酒がすすむ、そして最後のおじやの一粒残らずいただきました!あんこうのぷりぷりコラーゲンをどっさり摂って、明日の朝はお肌つるつるかな^^)v
仕上げは、毎度のことながら喫茶「ショパン」での語らい。ここで、一番年長者である70歳を越された人生の先達に、悩みを聞いていただいて、「人(にん)見て法説け」という言葉を教わる。
もうひとつ、これはいつも心に思ってることだが「お蔭様」という心をなくしちゃいけないという意見、皆な一致で、手締め!すべすべお肌という外見じゃなくて、内側も磨かなくては、と思った休日だった。
 11月12日

《ホテルのロビー》

   《頂いたお花》
新橋第一ホテル東京のランチコンサート。ピアノの豊島裕子さんとヴァイオリンの福森隆さんのデュオに支えていただいて、楽しく歌った日曜の午後。懐かしいお顔に沢山会えた。その方達が友達をお連れくださったり、ご主人と一緒にお出かけくださったり、神戸からわざわざ来てくださったり、ジムのお仲間が大勢で来て下さったり・・・ありがたく幸せな日だった。同級生からは、「どんどん良い女になっていくね」と、嬉しいメールをもらった(^^)v
携帯でホテルのロビーを写したら、まるで絵画のよう~~でしょ!そして、我が家は、頂いたお花で、まるで春のよう~~です!気分は最高~~! ただ、先週の金曜日あたりからちょっと咽喉が痛いので、気をつけなくては。頂戴した、かりん水飴なめてます。
 11月13日

慈生会病院に、長いお付き合いの大切な方のお見舞いに行った。思いのほかお元気そうでホッとした。
大体病院に行くと、(赤ちゃんの生まれる産婦人科は別として)結構マイナスパワーを受けてしまいそうなのだが、この病院は、とても柔らかく暖かい空気が流れていて、プラスのパワーをいただいてきたような気がする。
ロビーのマリア様像が優しいたたずまいなので、つい写真を撮ってしまった。
自分の体調はあまり芳しからずだが、明日は一泊で山中湖合宿!?どんな夜になるのやら~~
音楽に造詣の深い方達、世界を股にかけた方達、芸達者な方達・・・新たな出会いに、ワクワクして、遠足の前の夜の気分である。・・・早寝しなきゃ! 


 《慈生会病院》
 11月15日
大三元さんをリーダーとする総勢19名で借り切った、山中湖のペンション「セロ」での、怒涛の夜(^^;;; を過ごしてきた。ペンション隣りのゴーシュホールでの大宴会、と言うか大演奏会。ペンションのオーナーもチェロを聴かせてくださったが、集った皆さん芸達者揃い。大三元さん作曲編曲の作品や演奏も素晴らしかった。居合いぬきをご披露くださったMさん、素晴らしいフランス語の歌を聴かせてくださったHさん、大きいコントラバスを運んできて参加してくださったIさん、沢山のハモニカでクラシック演奏をご披露くださったTさん、30年近くパリで暮らしておられるUさんご夫妻のお土産話・・・書ききれない位の楽しい夜、抱腹絶倒の夜。不肖私も参加させていただき、嬉しい出会いとご縁に感謝の一泊旅行。天気にも恵まれ、紅葉も美しく、東名高速から見た富士山と、中央高速から見た富士山を、往路復路堪能した旅行だった。
   《朝8時の富士山》 
 11月17日


《飲み比べヌーボー》
昨日の話題はこれです、二の酉。さすが寒かったねぇ・・・・・・
・・・ではない!第三木曜だもん、なんてったって、ボジョレー・ヌーボーですよ!
解禁日に出演となった「ボンソワール」では、お客様のNさんが飲んべぇの私のためにしっかり準備しておいてくださった、なんと5本ものボジョレー・ヌーボー3種類(ランク色々の松竹梅)を、皆なで飲み比べした。結構、真ん中のランクの「竹」に人気集中。(←の写真の真ん中のが、一番人気のボトルです)
ステージが終わってから、来てくださるというお客さんをお待ちしていたら、アフターアワーも大盛り上がり~で、スペシャルステージ有り。酔っ払いつつも歌わせていただいたのだが、これも協力してくれたピアニスト森若さんのおかげ。ご近所なので一緒に帰ったんだけど、彼女もお酒が強いので、またご一緒しようという約束をして別れた。今夜出演するはずのあみちゃんが風邪でダウンした為に、替わりに来てくれた斎藤夕希ちゃん、彼女とは明後日も一緒のライヴ。風邪が蔓延してます。あみちゃんお大事に!そして、夕希ちゃん明後日もよろしく!
 11月19日


《またまたヌーボー》
Yさんから、今年もヌーボー到着。先日飲んだのとまた違う3種類。体調芳しからずなので、しっかり治してから美味しくいただきま~す。
今日は氷雨。やっと冬がきたなと実感する、寒さである。咽喉や鼻がぐずぐず、スッキリしない一週間を過ごしているので、タートルネックセーターで首をガードして出かけた。
ところで、「タートルネック」っていつ頃から言い出したんだろう。子供の頃は「とっくり」と言っていた。イギリスでは「polo neck」(ポロネック)、アメリカでは「round neck」(ラウンドネック)というそうだ。
そして、名古屋では「タートルネック」と言わず「テャートルネック」と言うそうな。「テアトル」も同じ発音で「テャートル」・・・ちょっとマユツバ。
 11月20日

氷雨もあがって、スッキリくっきり、木々の葉っぱが浮き出て見える。ベランダからの海洋大学の緑も随分赤く染まってきた。体調が戻らないから、朝のジムもパス、仕事の前までうちでゆっくり身体を休める。
先日の山中湖にご一緒した皆さんでfreemlに入っているので、楽しいメールが飛び交い、mixiもつながりが増えているので、パソコンに座る時間が増えた。いかんいかん、歌詞を覚える時間、事務処理する時間、減ってるぞ。そろそろ頭を切り替えて、仕事モードに入らねば!今夜は、大好きなライヴ:池之端「ライヴスペースQui」の出演。これまた大好きな上里さんのピアノ&和田さんのウッドベース。はりきって、やらなくっちゃ!咽喉が持ちますように・・・


 《ベランダから》
 11月21日

《フラガール》
観に行った映画「フラガール」のせいで、瞼腫れまくり~~
映画の舞台は昭和40年の福島県いわき市。炭坑の閉山で活気を失った町の再生のためのレジャーランド、常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)建設が計画される。反対者も多い中で、東京から呼び寄せられた元SKDのダンサーである教師とフラダンスを習う地元の娘達との物語が始まる。
シンプルでわかりやすいストーリー。次に何が起こりそうか分かっているのに、泣かされた。泣き笑いの2時間。実話に基づかれた物語だそうだが、皆なフラダンスの練習たくさんしたんだろうな。踊りも素晴らしかった。蒼井優ちゃんという女優さん、好きになった。40年前の雰囲気も良く出てた。「Always 3丁目の夕日」も泣けたけど、この映画も号泣。まだ観てない人、是非観にに行ってくんちぇ。すばらしい映画だっぺよ。(←福島弁、この使い方で間違ってないかな?)
 11月23日


《富士の山》
富士山の話ばかりしていたら、Iさんから、昨日の柳沢峠から見た富士山の写真が届いた。撮った方の腕もいいのだろうが、秀麗な姿、やはり神々しい山だ。
そのIさんからのメールによると、「・・・富士の高嶺に雪は降りつつ」 この”高嶺”という字が、新聞では「庶民には”高根”の花」という風な使われ方で、”高根”になってるそうだ。やはり「高嶺の花」じゃないと「高根の花」ではイメージわかない、というご意見、私も賛成。漢字制限なのかなぁ。「高値」よりはいいけど~~(^^;;; なんだか風格がなくなるような気がする。
朝いちで、迫力ある富士の写真を見て、つい手を合わせて拝んじゃった。
さぁ、勤労感謝の日の今日は、昼間のステージ「音楽の泉コンサート」出演。勤労することに感謝しつつ歌ってきまぁ~す!
 11月25日

《ネックウォーマー》
咽喉をガードするため、一年365日、咽喉にタオルを巻いて寝る習慣がある。
ネックウォーマー(ぼんぼんの部分を絞れば帽子にもなるという)を、以前見つけてひとつ買ってみたが、結構暖かくて家で昼間も首にして(もちろんかぶった事はない)、この時期には重宝していた。
その後見かけなかったネックウォーマー、昨日久し振りに発見したので、ふたつ購入。なんと100円ショップなので、←これで200円なのですぞ。毛100%じゃなくても、文句言えないお値段。 100円ショップ侮るなかれ!
 11月27日

小仏~景信山~小仏峠~城山~一丁平~もみじ台~高尾山、というすてきなコースを考えてくださった隊長のもと、山の空気を吸って、紅葉をめでるはずが・・・涙・・・雨・・・
あいにくの雨だけど、空けちゃってるスケジュール。で、女性5人で映画「プラダを着た悪魔」を観にいった。なかなか楽しめた映画。おしゃれな映像や音楽。悪魔のような上司役のメリル・ストリ-プも流石の演技だが、ジャーナリスト志望で、場違いなところに採用された女の子の役のアン・ハサウェイが、とてもチャーミング。変身前も変身後も可愛いけど、可愛い子はどんな格好をしても、お化粧が濃くても薄くても、美しいんだわ・・・と思いつつ眺めた。私はあまりブランドがわからないけれど、ファッションに詳しい人なら、ため息もんなんだろうなぁ。エンディングも爽やかで、女性の皆様、気分転換にお勧めの映画でしたよ。


 《プラダを着た悪魔》
 11月29日
日付が変わって昨日になるが、28日は横浜の「デュモン」に出演した。マダムの日野さんは、同じ苗字なのにこんなにも違うのね・・・というくらい、女らしい。
昨日は、お店の中がすてきなクリスマスの飾りつけでいっぱい。センスがよくって、子供っぽくなくって、抑えたブルーの色で統一されていて、夢見心地の中、歌ってきた。
クリスマスリースは、外のドアにも、トイレの中にも飾られていたが、ステージのバックにあるリースは格別の大きさ、私の身体と比べたらわかろうというもの。リースの下のトナカイも、ステンドグラスで出来た愛くるしい天使達も、マダムの手作り。他の飾りつけもうっとりするレイアウトだった。私の次回の出番が12月26日なので、その時にはもう飾り付けをはずしてあるから、と飾ってくださっていた、嬉しさよ!今夜は、すてきな夢を見られそうです。




  《天使達》
 11月30日
明日からネパールに向かう近所のご夫妻が、私のCDをMDにダビングして聴きながら行くんだと言ってくださって、嬉しいこと! 劇団四季の石丸幹二さん、そして、今年の紅白歌合戦初出場の秋川雅史さん、愛媛出身者には美声が多い。同じ愛媛でも、私はハスキーで決して良い声とはいえない。その分表現力を磨かなくちゃ、と今更ながら思う。

水上勉さんの「湖の琴」を読んで、本物を見たくて向源寺(渡岸寺)の十一面観音に会いにいったのは、遥か昔の事。福井の三国海岸の野外ステージのついでではあったが、変な時間に伺ったにもかかわらず、快く見せてくださったご住職。その観音様はじめ、素晴らしい作品が勢ぞろいと聞いたので、上野まで仏像展に出かけてみたが、大混雑。12月3日までだから覚悟はしていたけれど、混雑の中の再会は嫌だなと思って、急遽変更して、大エルミタージュ美術館展のほうに入る。これも結構人出はあったが、2時間かけて廻った。300万点もの作品を所蔵するエルミタージュまで行くことは一生ないかもしれない。その一部でも、見られて幸せな日だった。風格や品格漂う作品に、タイムトリップした時間を過ごしてきた。
それにしても、この”大”エルミタージュ美術館展にしても、明日行く”スーパー”エッシャー展にしても、どうして”大”だの”スーパー”だの付けるのかしら?日本人って、大げさだよね。



 《大エルミタージュ美術館展》
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