11月 1日
我が家のベランダからの商船大学のキャンパスも、紅葉が美しく色づき始めた。
でも、もっと素敵な紅葉を楽しんで帰ってきたところである。
大学時代のお友達のふるさと福島へ、秋の温泉旅行。
中ノ沢温泉に一泊、源泉に何度もつかって女を磨き(?)翌日は五色沼巡りで見事な彩りをめでつつ美味しい空気を深呼吸し、会津若松へ。会津白虎隊の魂に想いをはせながら鶴ヶ城を見学、「会津っぽ(=頑固者)」という言葉も覚えて、紅葉の秋を堪能し戻ってきた。
でも、この旅での何よりの喜びは、友人のご家族にもお会いでき、素晴らしい方達だった事、そして、昔から誠実だった友人が、変わらず魅力的に生きて輝いていた事。
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(My Walking Area に写真 Up してます!)
11月 3日
《旅行で拾った紅葉》
《奇跡の饗演》といわれた組み合わせ、指揮ダニエル・バレンボイムのシカゴ響+シルヴィ・ギエム&東京バレエ団の、「春の祭典」「火の鳥」「ボレロ」に行ってきた。
・・・もう、最高!満席の客席誰もが興奮、という感じ。
あんな狭いオーケストラボックスから、素晴らしい音が流れ出す。弦のふくよかな音、ピアニッシモなのにしっかり伝わる音、美しい音、力強い音、音、音、、、生で聴けて鳥肌がたつ程感動した。
ベジャールの振り付けもすごいし、女性が踊るボレロは初めてだが、しなやかで、男性よりもいいと思うくらい。素晴らしき「芸術の秋」の一日だった。
11月11日
見逃していた映画『シカゴ』を観に行った。
アカデミー賞の作品賞ほか6部門を受賞した話題のミュージカル映画だけの事はある。音楽も、ダンスも、そしてトリッキーな所も、全部楽しめて最高だった。ボブ・フォッシーはさすが!である。舞台も見てみたいと思った、そして2回見てみたいと思ってしまった映画である。
今日は、『めぐりあう時間たち』と2本立てで映画を楽しんだ日。腰痛を感じなかった4時間。
それにしても、『エントラップメント』で初めて見たキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、『ブリジット・ジョーンズの日記』で初めて見たレニー・セルウィガーにしろ、『エデンより彼方に 』のジュリアン・ムーア、『ムーラン・ルージュ』のニコール・キッドマンにしろ、その時々で違う人間をこんなにも演じられる女優さん達はすごいものだと、今更ながら感激してしまった。
来週は銀幕の大スター『マレーネ・ディートリッヒ』に会いに行く予定。とっても楽しみ〜♪
《商船大学キャンパスの紅葉》
11月20日
渋谷区立松涛美術館で、『合田佐和子 影像展』を観た。油絵、写真、オブジェ etc. 
知らない作家さんだったが、寺山修司の天井桟敷や唐十郎のお芝居のポスターなども随分描いていらっしゃるし、時代によってガラリと表現が違う作品を作られる多彩な作家さんだった。『眼』が印象的な油絵もいっぱい、『マレーネ・ディートリッヒの眼』もあった。
そのあとに、文化村で、映画『真実のマレーネ・ディートリッヒ』を観るという、充実コース。
エリザベス・テイラーにはミステリーがないけど、ディートリッヒはミステリアス、とエッセイに書いたのは森瑶子さんだったか・・・。母性と魔性を持つ女といわれたのもうなずける人生。
ディートリッヒが、あの時代に、あの国で生まれていなければ、あんなにドラマチックな人生を送っただろうか、と思いつつも、やはりそうした運命を引き寄せる才能を持った人だったのだろう、とも思う。
怒りを含んで、反戦歌として『花はどこへ行った』を歌っている、決して美声とはいえない声が胸に迫った。
(ちなみに、『花はどこへ行った』は、ピート・シーガーが、作家ショーロホフの『静かなるドン』を読んで、ドン川の流域で生まれ死んでゆく民衆達の生涯に感動して作って歌だそうである。)
11月26日
歌う事に、表現する事に悩みはつきもの。落ち込んでいる私に、くださった言葉。
「どんな人でも隣の芝生は青く見えるもの。
自分より下を見れば優越感に浸り、上を見ると嫉妬で身を焼かれる。
芸術家も乞食もすべて例外なし。
人を見てはいけない。比べるのは自分の過去。どんどん良くなっている。自分で苦労した分だけ良くなっている。
苦しめばいろんなものが見えてくる。逃げるな。立ち向かえ。」
さぁ、落ち込んでる場合じゃない、努力、努力!
11月29日
この間見た横浜マリンタワーは、クリスマスバージョンのネオンを身にまとっていた。元町にも、素敵な飾り付けが施されていた。
我が部屋も、クリスマスの飾り付けで、ちょっぴり楽しむ。落ち込んでる時の気分転換のひとつ。
今日は雨だし、もうひとつの気分転換に、図書館の帰りに、近所のスポーツセンターのトレーニングルームに行ってみようかな。
あさってから12月。12月は師走以外にも、春待月、年積月、限月、極月といった呼び名があるようだけれど、短月とでも命名したいくらいの速さで過ぎていく。12月が他の月と違って特別な気がするのは、一年を振り返ると、目標通りにいかなくて、やり残した事がたくさんあるからだろう。
でも、気ばかり急いていないで、やれることからコツコツと・・・と思っている、この週末。