Georgia On My Mind 
( 我が心のジョージア )
Georgia,Georgia,the whole day through,
Just an old sweet song keeps Georgia on my mind
Georgia,Georgia,a song of you
comes as sweet and clear as moonlight through the pines.

 Other arms reach out to me,other eyes smile tenderly,
 still in peaceful dreams I see the road leads back to you

Georgia,Georgia,no peace I find
Just an old sweet song keeps Georgia on my mind 

              Music by Horgy Carmichael 
我がふるさとの誇るもの、道後温泉、愛媛みかん、俳句、、、八十八ヶ所お遍路さん。

18年間過ごしただけで、東京に出てきてしまったけれど、そして東京で過ごした時間の方が長くなってしまったけれど、凝縮された時間や思い出の詰まった町、我がふるさとは、松山である。四国の中では都会といわれていたが、なんのなんの、やはり東京に出てきた時には、「やっぱりすご〜〜く都会じゃねぇ〜」と、カルチャーショックを起こした。田舎では次の電車まで20分くらい待つために、つい発車しそうなJRを追っかけて走り、友達に笑われたりもした。渋谷駅は2階に地下鉄があって、その下にJRがあって、なんだか訳がわからず、街をただ歩くだけで疲れた。

この「Georgia On My Mind」を、レイ・チャールズは、故郷ではなく、可愛いジョージアちゃんにむかって歌っている時もある、という話を聞いたことがあるけれど、やはりこの歌は、可愛い女の子じゃなく、アメリカの自然がいっぱい残っている故郷ジョージア州に向けてのものであってほしい。
それは、久しぶりに帰る度に様変わりしている故郷に対する、ちょっと切なさの混じった想いからくるものかもしれない。

かつて上野駅は、出稼ぎの人には、故郷につながる、特別な場所だったと聞く。
私にとっては、東京駅も、羽田空港も、特別な場所ではないけれど、駅が彷徨と回帰の原点であるように、出発点であり帰着点でもある故郷を、都会のにぎやかな駅に立つときに、ふっと思い出したりする。
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