11月 2日
11月1日生まれの知り合いが多い。その中のお一人、昔からお世話になっている方も、昨日古稀を迎えられた。
中原美紗緒さんはじめいろんな方のマネージャーを勤められた方で、にゃんこという愛称で、周りの年下にも年上にも尊敬されている魅力的な人である。心遣い、記憶力の良さ、頭のキレ、見習いたいものがどっさりある。今でも若々しく、とても70歳とは思えない。
彼女を囲んでのお祝いはハイアットリージェンシー東京の中華「翡翠宮」にて。素晴らしいお料理の数々に、健啖家たちは大満足。お祝いの桃饅頭にケーキカットのようにナイフを入れるお顔は、まだ少女のようだった(^^v
 11月 4日
秋深き 隣は何をする人ぞ・・・私はといえば、あまりハードなスケジュールでもなく、いたって穏やかな秋を過ごしている。
右の写真、なんだかわかるかしら〜〜判る訳ないか〜〜
3色の床屋さんみたいなのは、アメリカ土産の歯磨き粉。ワンプッシュ、1回分の歯磨きがチューブから出てきたらパッと蓋しちゃうのがなんだか可愛い。
もうひとつは、豆乳りんごジュース・・・といっても、勝手にブレンドしたもの。豆乳は身体にいいけどどうしても飲めない味。姉に教わってりんごジュースで割ってみたら、あらら美味しいではないか!
今お気に入りのふたつ(^^v あぁ、平和な休日である。・・・秋深し 隣は何をする人ぞ。
 11月 5日
たった一週間で、どんどん色づいてくる並木。ベランダから見下ろした景色は、すっかり秋。
緑色は大好きな色で新緑も捨てがたいのだが、茶色に混じる赤や黄色・・・秋色の装いの街並みはちょっと大人な感じがして、洋服もブーツも茶色で装いたくなってくる。
コミュニティーのmixiを始めて今日で一周年である。アクセス数は21000を越した。多くの方に訪ねて頂いて、駄文を読んでお返事をいただいたんだなぁ、と感慨無量。mixiのお蔭で、嬉しいことに沢山の新たなご縁も広がった。お目にかかってなくて文通のような形の方もおいでだから、これから叶うかもしれない御目文字も楽しみである。
このホームページも5年を越えたが、カウンターがぼちぼち【60000】に近づきつつある。ささやかなプレゼントを用意しようと思ってるので、ゲットした方は是非メールでお知らせくださいね。
 11月 7日
採れたてのチャナメタケをいただいたのでキノコ汁を作ったら、部屋の中にはキノコの香りがいっぱいで、香りの中に季節を感じている。
ステージでも、秋冬バージョンの歌の出番がやってきた。昨夜は「愛の音」のリクエストをいただいた。木枯らしの音に逝ってしまった人を感じると言う内容の歌、せつないけど好きな歌である。
清少納言は「春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて・・・」と言っているが、この季節には、夕暮れ時ライヴハウスに向かう道すがら「今夜はどなたにお目にかかれるかなぁ?」と殊更に思う。今年はなんだか感傷的な気分がなかなか抜けない。周りにご病気の方が増えてるからか?気力を維持するのがきつくなる歳に自分もなったのか?音楽や本や映画から、必死に刺激やパワーをもらっているような気がする。
あぁどうせなら、半端じゃない厳しい冬よ、早く来い!


《チャナメツムタケ》
 11月 8日

   《頂いた花束》
昨夜は、私を驚かそうといって、 東京で活躍組の高校の同級生が大勢集まって聴きに来てくれた!高校卒業以来会ってない顔も有り、もう感激しまくり〜〜 昨日までの感傷的な気分は何処へ行ったやら(^^;
高校時代一緒に過ごした仲間の顔を見ながら制服を着せていくと、確かにあの顔この顔。
ご一緒したピアニストさん曰く、皆な若くて、歳には見えぬ、とのこと。
確かに女性も美しく歳を重ねた良い顔をしてるし、男性も皆それぞれ違う職種だが、立派な仕事で素晴らしい活躍が目に見えるようだった。こんな友達が居てくれることを誇りに思うし、歌い続けてよかったと思う。
朱夏を通り越して玄冬の前の白秋のさみしい気分に浸ってたのが、ひとっ飛びに青春に逆戻り。
我ながら単純なんだわぁ〜 お蔭で、今日のお天気と同じように、最高にHappy気分である(^^v
 11月10日






昨日は岩波ホールで上映中の「白い馬の季節(季風中的馬:Season of the Horse)」を観てきた。
モンゴルに生きる遊牧民家族の物語である。
草原の砂漠化の中、遊牧民としての生活を捨てて町へ移り住む人達の多い中、息子の学費も払えない状態ながら、先祖代々受け継いできた騎馬民族の誇りを捨てられない夫と、新しい世界へ移り住むしかないとする妻。家族同様の年老いた白い馬を売ろうという妻と、手放せない夫。素晴らしいと思ったのは、考え方に違いはあれど夫も妻もそれぞれ人間として品がある、ということ。清々しいものを遺してくれる映画だが、土地の砂漠化や細分化でモンゴルの遊牧民のこれからはどうなるのか、大きな問題を投げかけた映画でもあるだろう。
夫と妻を演じるのは、実生活でもパートナーであるモンゴル族出身の監督夫妻。気高く美しいがゆえにせつなさも溢れる映画だった。
過去の良き日に想いを馳せる夫に比べて、町に働きに出ようとする妻のほうが現実に生きていく力は強い。
前日お会いした画家の栗原一郎さんとの会話のなかで、男は過去を引きずるけれど、女は未来を考えるという話になったのだが、前半はそんなことを思い出しつつ観ていた映画も、紆余曲折があり、最後に白い馬が解き放たれる時の歌声や大きく広がる草原の景色に、涙が止まらなくなった。今月22日まで上映しているようだ。

(HPカウンター【60000】達成!キリ番ゲットなさったのはどなたでしょうか?是非メールにてご連絡を〜^^v)
 11月12日
昨日は「音楽好きな仲間達」と題したヴォーカル教室の発表会だった。
生徒の皆さんは緊張の中でも明るく楽しそうに歌われて、つつがなく終了、ホッとしている。聴きに来て下さった方達から、「とてもアットホームで温かい雰囲気のある会でした。一人ひとりの人のしっかりした歌い方に拍手です。」「素敵なドレスに身を包み、歌う喜びが伝わりました。生徒さんを通して先生が透けて見えました、皆さん輝いてました。」「家庭的ないいコンサートでした。お客様もあたたかい拍手で盛り上がって、大変楽しめました。」「趣味をもって日々努力を重ねていらっしゃる方々は生き生きしてて素晴らしいですね。」等々、ありがたきお褒めのメールが届いている。
舞台の袖でずっと皆さんの歌う姿を見ていて、勿論、歌詞忘れないかな、リズムはズレないかな・・・等、はらはらドキドキはしたのだが、良い緊張感が伝わり、初心を忘れずいつも新鮮な想いを胸に舞台に立たなきゃ、と改めて皆なに教えたもらった気がした。
10年前に出会いがあり、教室のお話を頂き、歌を教えることを始めてから、生徒の皆さんと一緒に私も勉強し成長してきたのかも知れない。
更にまた精進を重ね、良いコンサートを開きたい。皆な心地よい疲れの中でそう思ってくれてると思う。
お疲れ様でした、そして、お運びくださった皆様、心より感謝申し上げます。
 11月14日

 《YAMAHAのCP80》
お嫁入り・・・といっても、私のことではなくて(^^;、H子さんのおうちのクラビノーバが我が家にお嫁に来ることになった。それで、今まで居た古女房を廃棄することに〜(涙)←古女房は”YAMAHA:CP80”である。
アップライトのピアノが水漏れでお釈迦になった後に我が家に来たピアノで、1978年の発売で80年代はいろんなミュージシャンがステージで使っててテレビでもよく見かけた、分解して運べるピアノ。
明日廃棄業者の方が引き取りに来られるので、お疲れ様でした・・・と、声をかけながら、ペダルも分解、アンプもはずして、ゴメンよ〜〜と思いながら、最後に写真を撮った。♪〜長いこと、ありがとう〜♪
(ところで、キリ番【60000】どなたかなぁ?前後数番違いで残念だったメールは一杯きてるんだけど〜^^;)
 11月15日

 《松竹竹竹梅》


《出演の愛子ちゃんと、ピアノのアニエスちゃん》
去年ボージョレ・ヌーボー解禁日に出演だったボン・ソワールに、今年は前日の出演。で、深夜のヌーボーパーティーと相成った。去年と同じくグルメのNさんが松、竹、竹、竹、梅の5本と、それに合う生ハムやチーズ、キッシュ、果物etc.を用意してくださった。
松はマダムルロワの(ロマネコンティと肩をならべる生産者)一年後も楽しめるという逸品、竹はルイジャドのプリムール(美味しいヌーボーと定評)、超古木から採った凝縮感のある味わいのモメサンとドメーヌの3本。梅はボージョレ・ヌーボーのお手本のような、ジャン・ド・ローレル。
梅意外は、ヌーボーとは思えない美味しさ。乙女もいいけど熟女は最高、そして松はさすがにふくよかな貴婦人のようなお味でした。Nさん、ご馳走様でした!
来年のヌーボー解禁日もボン・ソワールに出演させていただけないかしらん(;⌒ー⌒)
 11月17日
女子刑務所で獣のように荒れる少女と、老いた厳格な女性ピアノ教師との出会いから始まる物語、ドイツ映画「4分間のピアニスト(Vier Minuten)」を観てきた。
憎しみのこもった目をした少女は周りを傷つけて生きていて、一方教師も若い頃のある事件をきっかけに、頑ななほど音楽だけに打ち込む人生を過ごしている。その二人がピアノレッスンを通して変わっていくさまはもちろん、看守や少女の養父などもからんでの愛と憎しみの描き方、ちりばめられた”愛”の形が見事である。
もちろんクラシックほか様々な音楽も最高。ピアノの音色を聴いて感動の涙がこぼれる。音楽に心をつかまれた二人のそれぞれの最後のシーンは、圧巻だった。
こんな風に音楽に挑んでないなぁ、私は。もっと、お気楽に歌っているかもしれない(^^;;;
 11月20日
窓から見える紅葉も、彩りが増している。急な寒さに身が引き締まる思いの今日、楽しいメールがパリから届いた。交通ストで混乱しているパリのメトロでは、かなりの混雑。満員の車内で男性が声を張り上げて「皆さん。僕はこのように満員になる日を待っていました。27歳、独身です。お嫁さんを探しています。18歳から26歳が希望です。どなたかおられませんか〜」と言ったそうな。笑い声に混じって、傍の中年女性が「私はだめ?」と聞くと「ダメで〜す」と、そこでまた大笑い。全員が窮屈な車内で楽しそうな顔をしていて・・・たまの満員ラッシュをまさに楽しんでいる感じだったとか。ユーモアのある国、さすがフランス!いいねぇ(^^v
 11月22日
山中湖ツアーは去年と同じく19名参加、今年もペンションセロの隣のゴーシュホールでの大宴会はすぐさま大演奏会となり、昼間からお酒もたっぷりと頂き、楽しんできた。音楽の次に、富士山や紅葉、そして今回は満天の星空に大満足。パリのメトロのお話を聞かせてくれたUさんとはパソコンで中継、時差があるにもかかわらずパリからの参加、寝不足になっておられないかしら〜(^^;
今回は2泊3日というゆっくりスケジュールだったので、かなりのんびりと癒されて、戻ってきた。
富士山にはいろんな顔があるんだなと実感。今年は遅くまで雪が残っていたそうだが、現在の積雪は去年の今頃と比べるとずっと少なく、去年の雪化粧の富士山のほうが美人だったなぁ。
去年の雄姿はこちら http://dimples.ld.infoseek.co.jp/walking/2006/walking_2006_15.html

 11月24日
早稲田から三ノ輪まで、古き都電を貸切って中での演奏は純正律音楽。平均律を聴きなれている耳には、低いかな〜と思えるような音程もあるのだが、全体的にまろやかで温かく、純正律を聴くとペットがおとなしくなる、認知症の徘徊がなくなるなどの説明に頷きつつ、ヴァイオリンとアイリッシュハープのアンサンブルを楽しみ、その後は有名な鰻や「尾花」へ。さすがに待たされること1時間15分、出てきたのはとろけるような鰻。燗酒・う巻きと共に、舌鼓したあと、ひと用事終えて今度は早めの忘年会で更に魚・酒・肴・・・その後は二の酉で賑わう花園神社へ!凄い雑踏に酔いも廻りつつ帰還。なんとまぁ、盛り沢山な一日。そして盛り沢山に摂り過ぎたカロリー!どうしましょ(^^;
 《玉木宏樹さん》


 《うな重¥3000也》

 《お酉様にて》
 11月26日

 《Tさん宅のツリー》

 《資生堂前のツリー》

 《烏森口のツリー》
土曜日は、Tさん宅の鷺沼ヴォーカル教室で、ツリーの点灯式(^^vを終え、クリスマス気分のまま銀座に出たら、資生堂の前の赤いツリーも、新橋烏森口の青いツリーも、写メールポイントになっていた。資生堂の前で写メールしようとしてて擦れ違った方にどうも見覚えがある・・・思い出せない・・・後から奥様とおぼしき方が「きれいねぇ」と話しかけているのを聞きつつ、はたと気が付きお声をかけた。京橋のお寿司屋のご主人と奥様!何しろ、白い制服ではないもので(^^;事ほど左様に、見た目で判らなくなるものである。
あちらもお分かりにならなかったということは、日頃私も、ひと化けふた化けしているってことかぁ・・・
 11月27日







日本医科大付属病院に入院なさってる方のお見舞いに行った後、六義園に紅葉を観にいった。枝垂桜もだが、紅葉の季節もなかなかのもので、はとバスが着いていたのには吃驚!この時期は、日が暮れるにつれ園内がライトアップされて見事である。日本庭園って静謐な空気が流れていて、美しいなぁと今更ながら思う。(但し昨日は、外国人の方やら三脚を立てているカメラマン達で一杯だったけど^^;)
この庭園は柳沢吉保が作らせたものというくらいしか知らないが、リタイア後にこういう庭園をボランティアガイドする人も増えているようだ。進級試験もあると聞いた。こういったボランティアをすれば、ボケも遠ざかるし、皆なに喜ばれるし、一石二鳥。家族だって喜ぶだろう・・・と話しつつ歩いたお相手は、やはりリタイア後に文京区の民生委員をなさっている方。
その方のおうちでのホームパーティーで、美味しいお料理に舌鼓。ちょこっと歌を披露させていただき、目にも舌にも美味しい一日を過ごしてきた。
その前日は、新宿末広亭で耳に美味しい講談や落語も楽しんだ。
こうして今年も猛ダッシュで師走に突入する。今年もあと35日。
 11月30日
クラビノーバが我が家にやってきた。夜中にヘッドホンで弾けるのは嬉しいかも(^^v トランスポーズ機能が付いていて、ワンタッチで移調出来るので、新曲のKeyを決めるのに役に立つ。但し、今までは頭を使って転調してたのが、またまた頭を使わなくて良くなるから、便利というのも考えもので退化が心配(^^;

11月も今日でお終い。12月の呼び名は師走がお馴染みだけど、年満月(としみつづき)とも言うそうだ。大晦日まで、満ち足りた日々を過ごさなくては・・・と思いつつハマッテルのがパソコンゲーム。今までパソコンでゲームをしたことはなかったのだが、http://www.ferryhalim.com/orisinal/g3/bells.htm←これは可愛くて、ちょっと時間つぶしのつもりが、遊んじゃってて、駄目だなぁ・・・30000点までもう少し(笑)

《Clavinova》
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