4月 1日
朝から続々と携帯が鳴る。メールやバースディカードに綴られた文字。心のこもったメッセージに胸が熱くなる。部屋には、ピンクの春らしい花が溢れている。晴れ女日野美子、晴れ晴れとした気持ちで歳を重ね、幸せに囲まれている。皆様からいただいたお気持ち、歌でお返ししなきゃ。
周りを見回しても、俳優や歌手など表現する人を見てても思う、若さの持つみずみずしさや美しさとは別に、歳を重ねた人の年輪から来る重みや深み、美しさがあるんだなぁって。 もう決して若いとはいえない歳だからこそ、そういう風にこれから歳を重ねていけたらいいなと願う誕生日である。

《嬉しいカード》
 4月 3日
メッセージカードがどっさり、花がどっさり、ボトルもどっさり、スウィーツも、バッグや時計、イヤリング、ストール、健康グッズも・・・聴きに来ていただけるだけで嬉しいのに、プレゼントまでいただいちゃって。見せびらかしたいぐらいいっぱい、心のこもったものが、今部屋に溢れている。
あっという間に過ぎたバースディコンサートだった。 一部は映画音楽でまとめ、二部はたっぷりシャンソンを。
大好きな皆さんに囲まれ祝福していただいて、こちらのほうがパワーを貰えた。これから又頑張れる!
桜の美しい時期に生まれて幸せ。 ひとつ歳をとってしまった、ではなくて、又ひとつ歳を「いただいた」宵。

《Villageにて》
 4月 4日
「おいくつ?」と聞かれ「還暦」と答えたら、本気にされて「お若く見えますねぇ」と言われた事があるので、大幅に嘘をつき、今年は80歳で通した(^^; 「還暦祝いに来たぞ」というお客様もおいでで、こうして噂は捏造されていくのである(笑)連日、バースディ前夜祭や後夜祭をやってもらって、もう何歳になったんだか〜〜
昨日もまたいろんな方からお祝いしていただいた。写真で見せてるのは、顔を出してくれたお友達の歌手、性格も顔も可愛いあみちゃんの故郷の岡山いち美味しいというお菓子。(本当にすごく美味也!)
いただいてばかりじゃなく、今度は私から記念品を差し上げる番。我がHPのカウンターのキリ番【50000】は、いつ頃だろうか。皆さん、狙ってね!

《ウナ・カンツォーネにて》
 4月 7日
今週頑張って仕事した自分へのご褒美のような、優雅な休日を過ごした。
まずは、渋谷文化村のル・シネマで、映画「華麗なる恋の舞台で」を観る。主人公の大女優を演ずるアネット・ベニングの、恋をしている少女のような笑顔や、傷心のやつれた姿、どれをとっても魅力的。エンディングの、初日の幕が上がってからの舞台シーンでは、映画館中が笑いの渦。観終わってすっきり爽やかな気持ちよさのまま、今度はオーチャードホールの、ジュリエット・グレコに・・・。こちらも、80歳とは思えぬきりりとした姿にうっとり。グレコはいつものアクセサリーは一切つけない黒い衣装、ピアノとアコルデオンのバックでスタンドマイクで歌うスタイル。一曲一曲にこめられた物語を、言葉の重みや顔と手の表情で表わしてゆく。照明も含めて、シンプルな良さが引き立つコンサートを堪能した。映画とコンサート、すてきな歳を重ねた女性のお手本のような二人に、拍手喝采。
・・・さてさて、我がHPのカウンターのキリ番が、100をきった。【50000】ゲットの方はご一報を!
 4月 9日
昨日は国立劇場で、劇団若獅子結成20周年記念の「国定忠治」の千秋楽を観てきた。
主演の笠原章さんは殆ど出ずっぱり。3時間半の大作を昼夜2日間、よほどの体力がなきゃつとまらない事だろう。 ゲストの緒方拳さんも、流石の演技。三枚目な悪役で、いっぱい笑わせてくれた。
大向うの掛け声にも大笑い。「たっぷり」や「ご両人」等よく聞く声以外に、「これが観たかった」だの「私もそう思う」といった内容をうまく言うんだな、これが。立派に声で参加者になっていた(笑)
昨日も今日も会場に、ブラウン管を通して見知っている顔のなんと多かった事か!政治家先生の顔もあって、吃驚。
沢田正二郎という名前も知らず、島田正吾さん辰巳柳太郎さんはTVで少しお姿を見たことがあった位だが、新国劇という時代に逆行している演劇を引き継いでおられる笠原さんに、これからも頑張っていただきたいと、心から拍手を送ってきた。
 4月 9日
キリ番【50000】をゲットしてくれたのは、【40000】もゲットのNさん、今日の12:09頃だそうだ。
札幌のFさんは惜しくも【50004】、前回【56789】を踏んでくれたH君は【50006】だったそうな。皆さんやはりキリ番狙いで、ここのところアクセス数が多かったみたい(^^; 次回は【55555】を狙ってね!
ちなみにこのNさんは、mixiで「日野美子さんが好き!」というコミュニティを立ち上げてくださった管理人さん。お蔭で、初めての方が聴きに来てくださったりして、感謝している。これからもお世話になりま〜す!物知りNさんへのプレゼント、何にしようかなぁ〜〜
 4月11日
昨日は深大寺温泉「ゆかりの湯」へ。温泉は真っ黒いお湯。露天風呂は風水術・波動術を織り込んだ風水風呂からヒノキ風呂、五右衛門風呂、低周波風呂など盛り沢山。温度も高めから低めまで様々。 たっぷり楽しんだ後は、足湯をしながら地ビールや生ビール片手に話が弾む。姦しいを通り越した女4人、それは言わずともわかろうってもので、おしゃべりに花を咲かせつつたっぷりと温泉気分を満喫した。
その後は場所を変えて、地元のMさんちでの宴会に突入。 姦しくさらに姦しく、あっという間に楽しい時間が過ぎてゆきましたとさ。
このメンバーのうち3人で近々屋久島クルーズの旅に出るので、そのせいか昨夜見た夢の中でも旅をしていた。何故だかパスポートを忘れて家までUターンという夢だったが・・・
(温泉の写真が撮れなかったので、せめて深大寺ビールと宴会の模様など載せてみました!)

 4月13日
銀座ITOYAのギャラリーでシャドーボックスアート展を見て3Dアートを楽しんだ後、超々3Dなすてきな映画「ハッピーフィート」を観てきた。歌が歌えない代わりにダンスで心を表現する事が出来るように生まれついたペンギンのマンブルが主人公。動きは言うまでも無く素晴らしい!子ペンギンの時のダンスも可愛くって最高。CGってすごい世界だ。そして音楽のなんてかっこいいこと!プレスリーばりの「ハートブレイクホテル」からマンブルの名前にかけたマンボ、スペイン語で歌われる「マイウェイ」、ソウルフルな曲の数々・・・
DVDを借りるんじゃなくて劇場まで足を運ぶのは、夢の世界に入り込みたいから。大きい画面で大迫力の画面と音響で、夢に遊んだ。只この物語は面白くワクワクするだけではなく、人間のやっている環境破壊に警鐘を鳴らしてもいる。我が家に1本DVDも欲しい、かも。
 4月17日
咽喉は徐々によくなりつつあるが、ひとが聞くとちょっといや〜〜な感じの咳がまだ出る。同じマイクを使う歌手さんにも申し訳ないと思いながらも、仕事は休まず行っている。 こういう時がうつし時←いえいえ冗談です^^;  しっかりマスクをしているが、私に接触する回りの皆さんにひたすら謝り、うがい&手洗いをとお願いする毎日である。
体調が前ほどすぐに回復しなくなったので、自分を過信しないようにと肝に銘じている。不義理も仕方がない”ごめんなさい”しようと思う。 今日も、咳がこのままとれない様なら大迷惑になるので、予定していた先月ご紹介した倉澤華さんの王子ホールのピアノコンサートはパスするしかないかな・・・(涙)
 4月18日
マスクとのど飴とペットボトルとスカーフ持参でしっかり咽喉をガードして、映画「今宵、フィッツジェラルド劇場で(A PRAIRIE HOME COMPANION)」を 観てきた。 去年亡くなったロバート・アルトマン監督の最後の作品。
買収されて幕を閉じるフィッツジェラルド劇場での人気のラジオショーの最後の夜、ショーの司会者や歌手、ミュージシャン、天使、様々な人達が劇場に集まり、舞台や楽屋で様々な物語が起こっていく一夜のお話。それぞれ個性的な面々が、別れに泣くより笑って生きていく結末は、気持ちの良いものだった。
この映画で、メリル・ストリープを見ていて私のことを思い浮かべたという方が何人もおいでなので(笑)ついメリルの歌う顔ばかり見つめてしまった。^^;
家に戻る前に、心配して色々教えてくださってる方達お勧めの咽喉に良い薬「クリーンピットAZ」と「銀翹散」を買った。今日もおとなしく早寝することにしよう。





 4月23日
日本丸に乗って屋久島クルーズに行ってきた。初めての優雅な船旅である、それも仕事抜き。神戸から出航し、ゆっくり船上パーティーなどを楽しみながら屋久島に向かう。朝上陸したら、一緒に行ったS子さんの知人の屋久島観光協会会長さんが待っていてくれて、島を案内してくださる。屋久島について色々教わりながら、紀元杉、大川(おおこ)の滝など見学しつつぐるりと島を一周、美味しいものもいただいて、うしろ髪をひかれながら乗船。また太平洋を航行して神戸港に戻りホテルにチェックイン後、神戸の友人とデート。そして今朝は北野の異人館の辺りを廻り、東京に戻って来た。
船での豪華料理やパーティー、イヴェント含め、屋久島での一日、そして神戸、と長い長い旅だった気がする。戻って来た今、気分は浦島太郎。そして、パソコンに向かっている今も、まだ身体は船上に居るかのように揺れている(^^;

《紀元杉》
 4月25日
仕事が横浜なのでその前に見ようと、横浜高島屋で開催中の「星野道夫展」に出かけた。入館は午後6時半までのはずが、行ったら入れない!?4月24日(火)、5月1日(火)、最終日は短縮営業・・・あぁチケットには、なんと小さな字で但し書きが書き込んであることか(涙)5月7日最終日まで、もうスケジュール的に無理。見たかったなぁ、星野さんの動物達の写真・・・
写真といえば・・・上に載せた紀元杉の写真は縮小してあるが、元の大きいものにはふうわり丸いものが写っている。雨粒だと思っていたら、mixiに載せた写真を見て教えてくださった方達が居る、「これは玉響(たまゆら)さん、オーブです」と。紀元杉を撮った写真の1枚には全然写ってないのに他の数枚には沢山写っているのだ。木の精霊だろうか!それも信じられるほど凛とした空気が漂っていた事は確かである。やはりもう一度屋久島に行って、確かめてみるしかないかな。
 4月27日
姉から庭で採れた木の芽たくさんもらったので、木の芽ドレッシングを作ってみた。 教わった作り方は、どっさりの木の芽と白だし醤油、サラダ油、酢、砂糖少々をミキサーでガァッとするだけ。 白だし醤油が無かったので、ちょっと和風だしを入れた。
竹の子を合えても美味しいだろうけど、スーパーで目に付いたので独活にしてみた。 初夏のお味、美味〜〜 そして、お天気もやっと初夏の兆し。
「風吹けば 来るや隣の鯉のぼり(高浜虚子)」 お隣ではなく上の階の坊やの鯉のぼりの影が毎年ベランダに泳いでいたが、それが無くなって久しい。 この時期は、散歩の途中鯉のぼりを目で探していたりする。 街なかの鯉幟は新鮮に目に映る。
良い連休が待ってる、そんな気分になれる日。
 4月29日
昨日は仕事のあとTさん宅で宴会に突入し、美味しい手料理をご馳走になった。手早い、手早い〜〜!次々とお皿が並ぶ。 私も少しお手伝いしたんだけれど、並んで包丁を持っていると、二人して左利きなので、傍で見ている人はちょっと怖く感じられるようである。 こうして以前にも並んでお料理した事を思い出した。 春の陽だまりのような方が作るお料理は、優しさに溢れた味がした。おしゃべりしながら、良いご縁でつながっている事を再確認した幸せな宵。
そして今朝は姉が筍を貰ったからと作ってくれた肉まんを美味しく食べた。
やっと体調も戻って来た。ゴールデンウィークも仕事が詰まってるので、美味しく飲んで食べて、黄金週間にしよう!

《宴会開始》 

《ちらし寿司》




《姉の肉まん》
(DiaryのTOPに戻る)