2007年 1月 1日


「何となく 今年はよい事あるごとし 元旦の朝晴れて風無し」・・・石川啄木の歌のとおりの元旦の朝。新しい年のスタートです。
近所の深川不動尊&富岡八幡宮に行ってきました、初詣! わが町はこの日は賑わうのですが、若者が多いのにビックリ。夜中の2時過ぎだったからかなぁ~~ 欲張らずにちょっとだけ願い事してきました。
今年も宜しくお願いいたします。
 1月 3日
寄席のようなところで友達の日本舞踊を観ていたら、舞台は野外の大きなステージに変わり、 一緒に行った女性が、とてもきれいな光るピンクのパンプスを履いていて、 そのうちマジックショウが始まり、全マジックに失敗したマジシャンと一緒に失敗解明するために事件を追いかける・・・ なんと大スペクタクルな初夢! 走った走った、あぁ疲れた~~
ピンク色の理由は、 昨日お呼ばれしたIさんちのお料理上手の奥様Y子さんが、素晴らしい手料理のおせちの数々の最後、お手製花びら餅まで作ってくださってて、 ぎゅうひから透けて見えるピンク色がきれいだったからだ、きっと!右の中華ちまきと一緒の写真が、それ。お味も抜群。下のデザートのゼリーとレモンクッキーまでしっかりいただいちゃった。もちろんおせちもひと工夫のものがあって、レシピも教わってきた。
元旦の夜はお隣のマンションのWさんちで河豚パーティー。こちらの奥様K子さんもお料理上手、よく愛の宅配便とおっしゃって手料理を届けてくださる。こちらは写真を撮り忘れて、雑炊が終ってから気が付く始末。
こうして毎日ありがたくお呼ばれして美味しいものをいただきつつ、三が日はアッという間に過ぎていく。









 
 
 1月 6日
昨日は、荻窪「リラ」で初歌い。マダムの二宮さんと着物着ようということで、久し振りで着物を引っ張り出した。久々だったのでちょっと時間がかかった。手早い時もあったのに・・・腕がなまるのはすぐだ。
今夜は箱崎ロイヤルパークホテルのラウンジで歌う。ここは自宅から近いので、いつも歌詞をブツブツ覚えながら永代橋を渡って歩いて行くのだが、今日は大荒れの雨だそうで歩きは無理かもしれない。着物もやめて今宵は着物風ドレスにしよう。
巷は三連休だが何組かご予約のお客様有りで、ありがたいこと!3月の六本木シャンソンフェスティバルのチケットお申し込みも沢山くださって、嬉しいこと!今年も元気に歌える幸せを感じている。

 1月 7日
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」昔は朝摘んできた七草を食べたんだとか。最近はこれがフリーズドライされてパックで売られているが、買おうかと思いつつ手を引っ込めてしまった。で、今朝は七草抜きの気分だけ七草粥(^^;を食べた。
「君がため 春の野に出でて若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ」・・・この若菜を摘むのは若い娘のほうが縁起がいいとされていたんだって。オバサン、ちょっとムッとしつつ納得。
さてさて、せっかくお粥を食べても、今日は新年会なのでまたまた胃袋酷使かしら~~。「七草粥で長生き」&「お酒で長寿」では考えが甘すぎるかな。
 1月10日
成人式といえば大騒ぎするお馬鹿がまた居たようだが、財政破綻した夕張の成人式は手作りの心温まるものだったようで、久々に気持ちのほっこりする良いニュースが聞けた。
新年会の続きの毎日、昨夜はコンサートを聴いた後、9時頃から四川料理のコース料理とビールと紹興酒、どっさりとカロリーを摂ってしまい、またまた胃袋酷使。今年やらなくちゃと思ってる事のひとつにダイエットが入ってるのに、これじゃいかんと反省中である。こうなったら不言実行じゃなくて有言実行だ。「絶対○Kg減らすぞ(←一応ひと桁)」とここに誓います!

さてさて、ホームページのカウンターが【45678】に近づいている。【44444】を自分で踏んじゃったので、気をつけなくては。今回はどなたがゲットしてくださるのかな~  
 1月11日



《やさしい言葉》
HPのカウンター【45678】は中学の同級生H君でした!おめでとう&ありがとう!mixiのほうも昨日の夜中に【2000】アクセス達成したばかり。なんだかちょっと嬉しい日である。

嬉しい話をもうひとつ。
多宝塔をおつくりになったMさんとのご縁で、 沼袋の百観音明治寺を訪れたのは随分昔の事になる。今は亡くなってしまわれた草野栄應和上のお書きになった「やさしい言葉」という本に出会ったのが一昨年。優しさや奥深さ、知識やユーモアに溢れたエッセイで、帯にさだまさしさんの「永年の友人、支えてくれる最大の理解者・・・」とのメッセージがある。さださんがコンサートツアーの度に栄應和上の事や献灯会の事を語り伝えて下さっている、とのメールを今朝そのMさんから頂戴した。さださんはCD「美しき日本の面影」の中の「献灯会」という曲でこの事を歌われているようだ。歌詞の一節「百観音の献灯会 あなたを想って灯します 南無観世音菩薩 あのひとを お守りくださりますように・・・」一度だけ伺ったことのある献灯会、その幻想的で神々しい美しさを思い出しながら聴いてみたいな~
この本は感銘を受けまとめて取り寄せてお友達にプレゼントしたのだが、全部配り終えたのでまた送っていただこうかと思っている。
 1月14日
宇宙飛行士、向井千秋さんのご主人万起男さんがお書きになった「君について行こう」「女房が宇宙を飛んだ」を読んだ時に、知り合いのTさんが実名で出てきて驚いたのが随分昔の事になる。このTさん、私が歌い始めた頃から聴いていただいている方なのだ。そのTさんから去年の暮れに、このお話がTVドラマになりTさんの役は西村雅彦さんが演じられるとお聞きし、しっかりVideoに収録。休日の今日はその録画を見たが、自然な仕上がりになっていたように思う。重力を感じさせる象徴的なシーンが挟み込まれているのも、西村さんを見ながらTさんのお顔が重なってみえてくるのも、なんだか面白かった。
そのTさん、今は名カメラマンとしても腕を振るっておられる。

《2ショット》
 1月17日
毎年、手書きの粋な名刺入れをいただく。 写真はその一部なのだが、20枚以上あるということは、このお客様とはもう20年以上になるんだわ~~  最初の頃は1年間使っていたので黒ずんでしまったけれど、この名刺入れにお年玉を入れてお正月に下さるのは、子供になったようで嬉しい行事(笑)。 この方は、私の25歳の誕生日に、 1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉を5個ずつ、計25個お財布の中に入れてプレゼントしてくださった。 こういう嬉しいプレゼントはずっと覚えている。
私も、大切な人達にそんな粋な贈り物が出来るようになりたいものだ。

《名刺入れ》



 《亥》
 1月20日
センター試験の頃には雪が降ることが多いが、今日も雪になりそうな空模様だ。
受験生のお守りスナックが、今年もスーパーマーケットで目に付く。「キットカット(きっと勝つど)」「ウ・カール」「カナエルコーン」「コアラのマーチ(木から落ちない)」等々、盛り沢山で驚いてしまった。受験生やその親御さんの気持ちを考えると、笑えない・・・
お守りにはならないけれど、カルビーのスナック「じゃがポックル」をやっと見つけたからと札幌でお世話になってる方が送ってくださった。何度空港で尋ねても限定販売で手に入らなかったお菓子。単にフライドポテトといえばそれまでだが、「じゃがりこ」よりもサクサク感があって脂っこくないし、じゃがいも本来の味がする。ビールとの相性もGood!もっと沢山作って欲しいけど、良心的に作ったらこうなるのかな?そこが不○家との違いかな!?
昨日は美味しくビールを飲んで早寝し、どっさり夢を見て目が覚めた。今日は昼が赤坂、夜は荻窪、ダブルで仕事。よっしゃ、受験生だった頃を思い出して、がんばるぞ!
 1月22日
久し振りに講談を聞きに行った。今回は上野広小路亭で、堀部安兵衛特集を楽しんだ。一龍斎貞山さん、特別ゲストの神田愛山さんまで聞け、太田ももこさんの伸びやかな浪曲の声も楽しんだ。トリの神田すみれさんがおっしゃっていたが、寄席割り(私達の世界でいう歩合制のようなもの、お客様の人数から何割かを会場のハコに収め、残りを出演者で割るというようなギャラ割りの事)で、とても大変なんだそうだ。何しろ木戸銭が¥1500也。私達がお客様から頂く高いミュージックチャージが申し訳なく思えてくる値段だ。不景気な昨今、ついお客様の人数を数えてしまうけれど、今日は平日昼間なのに50人位入ってて、我が事のように嬉しかった。
講談は、幼い頃テレビから流れてきてもチンプンカンプンだったが、ふぐ刺しや松茸のように、成長しないとわからない大人の味を持ったものだと思った。ポケットマネーで聞ける中身の濃い数時間、大人の皆さん是非どうぞ!

《上野広小路亭》
 1月25日
レディースディ狙いの水曜日、映画「マリー・アントワネット」を観てきた。内容はともかくとして、本物のヴェルサイユ宮殿で撮影されたそうで、景色や建物は素晴らしく、衣装や靴、装飾品など、絢爛豪華である。音楽は映像とミスマッチの音が流れてきて面白かった。
観ているうちに、同じソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト・イン・トランスレーション」でスカーレット・ヨハンソンが演じたヒロインの孤独な姿がオーバーラップしてきた。ダイアナ妃や雅子様の姿も・・・。
マリー・アントワネットは最も愛され最も憎まれた王妃だそうだが、この映画も賛否両論かも。
 1月28日

《ラスクショコラ》

《チーズケーキ》
美味しいと聞いて食べてみたかった「麦工房シベール」のラスクを頂いた。
もうひとつは、TVで紹介されてなかなか手に入らなかったという、東玉川学園の「ゑくぼ」のチーズケーキ。 Kさん&Nちゃんご馳走様です!
ラスクはガーリック味やらプレーンやら色々試してみたくなっている。チーズケーキ、重さずっしりなだけあって濃厚で美味。
お酒だけじゃなくて、甘いものと両党ときた日にゃ、ダイエットなど程遠い~~!?あぁ、1年の12分の1が過ぎてゆくというのに、どうしよう(^^;;;
 1月29日
無声映画を観てきた。我が家と目と鼻の先の門天ホールでの2作品。
初めて観たサイレントムービーは25年くらい前「戦艦ポチョムキン」で、全く音がないのに一杯聞こえてくるようで、ショックを受け大感激した。日本のものは今日が初めてである。
「母」という作品は78年前の映画で高峰秀子さんのデビュー作だそうで、なんと愛らしい姿、35分間の短編小説を読んだかのようだった。次のメイン映画は50年前の小津安二郎監督作品「生まれてはみたけれど」。子役が素晴らしくて、笑いつつもジ~~ンとくる内容。笠智衆さんのお若いこと!
両作品とも、家族がメインテーマ、子供の世界のいじめ等も陰湿なものではないけれど出てきたりして、親子の絆を考えさせられる内容だった。
「生まれてはみたけれど」の弁士は澤登翠さん。画面を見ながらの語りは、何色もの声色を使い分け、ボソッと呟いたり身体を使っての熱演もあり、素晴らしかった。
最近聞く機会が増えた、講談、浪曲、そしてこの活弁、ハマってしまいそう。こういった日本ならではの話芸を、もっと多くの人に聞いていただきたいものである。
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