3月 1日

《ミニチュアの雛》
仕事終えてうちに帰って、留守電のメッセージを聞こうとして、操作ミスで、全部消しちゃった!あぁ、ドジな私。大事な用件が入ってたかもしれないのに〜〜 こういうときに心底思う、時間を巻き戻せたらいいなと。今日電話に吹き込んでくださった方で、この日記を読んだ方、も一度・・・ください!(でも、これを読む方はメールで連絡をくださる方なんだよね、返すがえすもドジな私)
コンサートがらみの諸雑用が多くて、今年は桃の花だけ飾って、お雛さまを出していない。でもやっぱりお雛様、いいもんだ。仕事に行く途中、人形町の黄金芋で有名な寿堂のショウウインドーには、ミニチュアのお雛様が飾られていた。可愛いので、携帯でパチリ。でも、よく見たら、あらら男雛がそっぽ向いてる。仲悪そうに見えるから、お店の方、気づいてなおしてあげて欲しいな。・・・って、こんな能天気なこと言ってる場合か〜〜 今日の電話に、大事な用件が入っていませんように、と祈るばかり。
 3月 3日


《高野圭吾追悼展》
昨日は銀座のギャラリー近江で開かれている「高野圭吾追悼展」に出かけた。昨年の暮れになくなった高野さん、そのこだわりや几帳面なところが遺品にも現れていて、懐かしく歌声を思い出しながら拝見した。スケッチブックを手にとって、長いこと過ごさせていただく。サイン入りの水彩画を2枚購入、「美子なら安くていいぞ」のお言葉に甘えてしまった。形見の本も頂いたのだが、これもきれいに装丁してあって、高野さんって根っから芸術家だったんだなぁと今更ながら思い返す。
左の写真はギャラリー1階に展示されていた高野さんのお若い頃の歌手姿、そして二科展で賞をお取りになった作品。2階には他にもたくさん50号の作品が展示してあった。大きな壁面をお持ちの方、50号サイズを飾れる方、募集ですって。高野さんの作品を預かっておられるT氏からのお願いです。私はこれから、高野さんの絵に合う2号と5号の額縁探しが楽しみ。
 3月 4日

《スタジオ、リハ風景》
おとといは傘をなくしてしまうし、昨日は休館日なのに図書館に行っちゃうし・・・日頃やらないことばかり、きっと平常心じゃなくなってるんだ。コンサートの事をイメージトレーニングしながら散歩しているんだけれど、車にぶち当たらないように、気をつけなくっちゃ、ね!
10日まで一週間をきった。朝日新聞の当選5組の方にはチケットお送りした。抽選にもれた569通の皆さん、ごめんなさい。新聞といえば、我がふるさとの愛媛新聞のサイト「あっとえひめ」に、コンサートの事を載せてくださっている。http://www.ehime.com/at/event/detail.php?evcd=9496 ありがたいこと!ふるさとの友に感謝!!
 3月 7日
散歩の途中、沈丁花が香り、梅もいたるところで満開である。昨日は啓蟄、そして昨日の強い風が春一番だったそうな。この調子で、3月10日も暖かく良いお天気になってほしい。
昨日の午後3時から6時頃までだが、サックスの音がかすかに聞こえてきて、気になった。同じマンションのどこかの一室からだ。それも♪ドレミファソラシド、ドシラソファミレド♪のスケールのみ。きっと始めたばかりの初心者の方だと思う。近い部屋の方は迷惑かもしれないけれど、これほど基本だけを繰り返し繰り返し吹いている事に、感動を覚えた。私もハモニカの半音階をこれだけ練習したなら、きっと結構納得できる音が出せるんだろうな、と反省。まさに、初心忘るべからず、を思い出させてくれる音だった。明日も聴こえてくるかしら・・・

《図書館の梅》
 3月 9日
福島の友達からの便りに、5日に鶯の初鳴きが聞こえたとあった。花粉は辛いけど、春らしさが嬉しい季節。
いよいよ明日は久し振りのリサイタル。お天気に恵まれますようにと願う。
お客様が先日、深川不動尊の心願成就のお願いを予約してくださったので、今日(大安)は護摩をたいてお札を頂いてきた。初めての経験だったが、結構派手な音やお経で、おのずと力がみなぎる気分。終わってからの「皆な恩を頂いて生きている」というお話に、心からうなづく。「コンサートでしたよね、成功を祈ります」と言っていただいて、上手くいくぞと自分に言い聞かせる。それにしても、お神酒まで下さるのは、知らなかったなぁ。
今日は、肉を喰らって(食べるじゃなく喰らうという感じ)更に元気を出すつもり。これ、日ごろ食生活魚中心の私の、ジンクスである。そして、お酒はほどほどにして、たっぷり眠ろう。
明日は、心を込めて歌います、お出かけお待ちしています。当日券も多少ございまぁ〜〜す!

《お守り札》
 3月11日

《お花の一部で〜す》
花屋さんが開けそうなくらいの花かごや花束、ボトルの数々、お菓子やご祝儀エトセトラ・・・に囲まれて、目が覚めました。来てくださるだけで嬉しいのに、こんなに一杯頂いちゃって!
そしてアンケート用紙を読んで、うるうるきてます、胸が一杯です、良いお言葉も一杯頂いちゃって!
ありがとうございました。
一人じゃ何も出来なかった、、、素晴らしいミュージシャン、サウンド、沢山のスタッフ、満席のお客様のおかげ。励みにして、また精進します。
お礼のお便りはこれからですが、取り急ぎここで皆様にお礼・・・ありがとうございました♪
(リサイタルの写真はMy Walking Area にUpしました!)
 3月12日
コンサートの事を、日記やBlogに書いてくださってるのを発見!
歌手仲間の嵯波はづきさんのダイアリー http://www.hazz.jp/cgi-local/diary3/diary.cgi や、リハーサルに行ってもいいですかといってわざわざ来てくれた斉藤夕希ちゃんの日記 http://www.link-jp.com/m3_diarys/scr3_diarys.cgi?cat=92419690920 客席から応援してくださった岡村さんのBlog http://okamuchan.at.webry.info/
光栄です!励みになります。いつまでたってもみちの途中と感じるけれど、大好きな道、これからも精進します。
それにしても、まだまだコンサートの事後処理が山積みなのに、確定申告にも、手をつけてないっ、あぁ、、、どうしましょ(汗)
若い老体に(笑)鞭打って、さぁ、ひとふんばり!
 3月14日
高校の同級生と後輩がライヴに来てくれたので終わってから飲んだ。ほんの小一時間のつもりが終電を逃して結局タクシーで帰る。昨日は松山でも雪が舞ったとか!昨日の体感温度は冬だったが、頂いたお料理は、いいだこの煮たのとか独活の酢味噌和えとか、春の味覚。楽しい時間があっという間に過ぎた。
そして、バレンタインデーのお返し、ホワイトデーのプレゼント用に私のCD5枚お買い上げいただいて、嬉しい日だった。
今日は、やっとこさ確定申告しに、税務署に。行列が出来ていたが、提出してひとまずホッとした。聞いた話だが、故・團伊玖磨さんのたまわく「趣味は納税」だと。ひえぇ〜〜 私には一生言えん。

《春の味》
 3月17日
街を歩いていると、卒園式帰りとおぼしき親子連れや、はかま姿の女学生が目に付く。卒業の季節。大荒れの嵐が過ぎ去って、今日のやわらかい陽射しが、春はすぐそこだと教えてくれているようだ。今年は芽吹きが遅かったベランダのヒヤシンス、やっとひとつ目が咲いて、なんとなく嬉しい日である。先週の今頃はコンサートの楽屋に居たんだなぁと、この一週間の過ぎ去る速さに驚く。
さぁ、気持ちを切り替えて、今度は四谷のバースディライヴのプログラムを考えなくっちゃ!先日読み終わった帚木蓬生さんの小説「千日紅の恋人」の中に出てくる会話・・・「ある歌詞を聞いたら次の歌詞が頭に浮かぶように発音する事。そうすれば聞き耳をたてなくてすむ。じっと聞いているだけで歌詞が理解できる。」 「歌いこみなさい、何回も。でも慣れてしまったらいかんよ。本職の連中がそうじゃろうが、何千回と歌っているうちに古い輪ゴムのようにだらけてしまっている。・・・千回歌えば、千回の違った味がでる。」 まさに、そう。心して歌わなきゃ。

《ヒヤシンス》
 3月20日


《昨日の空と今日の空》
昨日のものすごい風で雲もなく晴れ渡り、お陽様の恵みを感じる良い日。布団にたっぷり日向ぼっこさせている。
仲良くさせていただいているIさんご夫妻の奥様の夢を見たとおとといお話したら、そのあとご主人のほうが私の夢を2日続けてご覧になったそうだ。2日も続けて出演させていただいて、光栄な事!Iさんもだけど、私もよく夢を見てしかもその内容を覚えている。コンサートなどのイヴェントの前には、ストレスからくるのか、必ず遅刻や忘れ物の夢を見てしまうが、昨夜の夢は歌手仲間がドッサリ出てくる同窓会で、散々飲み食いしていたから、ちょっと食べ過ぎの自分を反省!?してるのかもしれない。
さぁ、今日の仕事は、大好きなライヴハウス上野池之端【Qui】だ。ここは不忍池に面した窓の外が、桜の木。開花には幾分早過ぎるようで残念だけど、つぼみなんぞ見にお出かけになりませんかヽ(^-^)
 3月24日

《筑紫楼》
野球のことはあまりわからない私も燃えた。WBC初代チャンピオン、王ジャパン万歳!イチローもかっこいい。結果を出すには、人知れずの努力の積み重ねがあるんだろう。やるだけのことをやってるから、プライドを持ち毅然として美学を貫き通せるんだろう。試合を見ながら、どんどん元気がみなぎってくるようだった。
昨日は人生の先達からも元気をいただいた。食事しながらの話の端々に、素晴らしい歳の重ね方をなさったんだなぁと思う言葉がさらりさらりと出てきてじんわりと感動。やわらか頭でとても70代とは思えない彼女はいつも「一度だけの人生、いろいろやって御覧なさいよ」とおっしゃる。おしゃべりと舌鼓の夜、ふかひれコラーゲンでお肌も元気!?美味しいお料理を山ほどいただいたのに、写真を撮るのも忘れて、食い意地の張ってる事〜! で、「筑紫楼」の建物の写真だけ撮ってきた。恵比寿店よりこの広尾店のほうが好きだな、私は。
 3月27日

《これが和舟です》
昨日は用事で新宿に出たので新宿御苑まで歩いてみたら、休日ということもあって多くの人出。桜の季節日本人はどうしてこうも血が騒ぐのかなぁ〜〜私もだけど(笑) ちょうど閉園時間で入れなかったけれど、入り口の桜はソメイヨシノじゃなくて寒桜なのか満開で、出てくる人々の顔は皆幸せそうだった。
去年あたりから始まったように思うが、この季節に我が家の傍では「お江戸深川さくらまつり」というイヴェントがあり、週末に和舟や動力舟で川から桜が見られる。昨日はまだ満開とはいかない桜、それでも多くの人が川遊び(?)を楽しんでいた。和舟が500円、動力舟が1000円だって。今週末は混むかもしれないが、乗ってみたいと思う。それにしても乗船料が逆で、人の漕ぐ和舟のほうが1000円でいいのにね。
 3月29日
部屋中ニンニクの匂いが充満している。お料理するその度にニンニクを刻むのが面倒なので、一度にむいてフードプロセッサーでみじんにし板状に伸ばしたものを冷凍庫で保存、必要な分だけ折って使っているのだが、それが切れて昨日の昼間どっさり作ったためである。以前ラッキョウを漬けるのに凝った時は、洗ったラッキョウの水気をきり部屋に広げてて匂いが充満した。梅も同じだが、これは素晴らしくいい香りだった。
一応ずっと換気扇を回してはいる。窓を開け放つと花粉もドッサり入ってきそうで、せっかくの春が「苦春、苦春!」くしゃみいっぱいになってしまいそうだし・・・ 毎度のことながら自分の指からもニンニクの香り〜〜 香りのあるものは大好きなんだけれど、しばらくニンニク料理は結構という気分である。
 3月30日

《船から見た桜》
ジム友のTさんが声をかけてくださって、やはりジムで時々ご一緒する船宿「深川 富士見」の船長さんのご案内でお仲間の皆さんと花見の船に乗せていただいた。川からゆったりと桜を見上げて、お大尽気分(笑)橋の袂からいろんな人が足を止めて手を振っている。桜の枝が垂れ下がっている圧巻の場所では、ゆったりと船を止めてくださる。ジムで鍛えた腕っぷしで、櫓の漕ぎ方もいでたちもカッコいい!そして、佃島、中央大橋の方まで船を進めてくださり、日頃見られない目線から、いろんな桜や景色を堪能した。1時間半の船旅(!?)は素晴らしい思い出になった。「さまざまなこと思い出す 桜かな」芭蕉の句、あぁ実感。
その後はランチの深川めしでお腹いっぱい、皆さんとの話もはずむ、深川に住んでてシアワセ♪と思える日でした。 (その時の模様はMy Walking Area に写真Up!)
 3月30日 その2
夜は、荻窪でお仕事。終わってから、車で家まで送ってくださったMさんが桜に詳しいおかげで、中村橋や、中野や、千鳥ヶ淵の夜桜をドライブで堪能。お花見宴会の人は風邪をひいちゃいそうな寒さだったが、暖かい車の中からめでるという、というリッチな時間を過ごした。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふひと みなうつくしき」(与謝野晶子)今日は桜三昧の一日、締めに夢でもう一度、お花見しましょ♪
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