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今年も師走に突入。
あっという間にクリスマスが終わって、新年になりそう・・・
来年のスケジュールが入ってきはじめる。
2月には旅のお仕事がふたつ(両方とも北の国、スキーが出来るぞぉ〜〜♪)、3月は千葉で昼間のサロンコンサート、4月にはバースディ・コンサートともうひとつ区民ホールでのコンサート、6月には相模大野グリーンホールでパリ祭のコンサート。
今までの曲も見直したいし、新曲も増やしたいし、ぼけぼけしていないで年間計画立てて精進しなくっちゃ!と焦る気持ちがあるのだが、でも気分転換に近所をお散歩。
赤穂の四十七士は真夜中に永代橋を渡って泉岳寺に向かったそうだが、その頃はどんな景色だったんだろう。木の橋を思い浮かべつつ渡ってみた夕方の永代橋。あんまり綺麗で、携帯でパチリ。
《永代橋》
《嵐の後の朝》
物凄い風の音で、ベランダの方では鉢植えが動いた音もするけれど、怖くて出て行く気にはならず、何度も目を覚ました昨夜。
どうにか嵐が過ぎ去ったと思うと、師走とは思えない暖かさになった今日、韓国映画『春夏秋冬・・・そして春』を観に行った。予告編に流れる歌声に惹かれて、是非観たかった映画である。
やはり良い作品だった。人生の春夏秋冬(青春・朱夏・白秋・玄冬)を、言葉は少ないのだが、静かに流れる映像で納得させてくれる、深い映画だった。重いテーマに、頷いている自分がいた。今朝の天地創造のような景色も、銀幕の中の素晴らしい景色もしっかり覚えていよう。ただ、この映画は蛇が嫌いな人は見ないほうがいいかも〜〜
《春夏秋冬そして春》
今日は新橋で歌った。師走に入り何かとあわただしい中、お馴染みさんから最近出会ったお客様まで来てくださって、嬉しい日になった。お客様の中に、お仲間の歌い手さん高橋薫さんが居て、彼女の感性がとっても好きな私としては、更に嬉しさ倍増♪
昼のお仕事をしつつ歌にも情熱を燃やす彼女、忙しい中ほぼ毎日ホームページの日記を更新していらっしゃる。
相互リンクさせていただいてるから、我がHPのLinkからもいけるけれど、薫さんのHP【http://kaoru.velvet.jp/】訪ねてみてください。彼女の熱い想いや生き方が伝わると思います。
さぁ、明日は新橋の別のライヴハウスで歌う。明日も良い日になりますように・・・
この間、シャンゼリゼ通りがイルミネーションでライトアップされたというニュースを聞いたばかりだが、今日は、エッフェル塔の57メートル部分にスケートリンクが出来た、とのニュースが流れていた。パリの街並みを眺望しながら滑れるという事になる。
エッフェル塔から見下ろした景色360度のパノラマを、束の間思い出した。冬のパリに行ってみたくなる。
東京タワーではありえないことだろうなぁ。こういうことするのってやっぱりフランス人らしい。
なおかつ駄目押しのように、氷はバニラとキャラメルの香り付きだそうだ。
12月12日。1212の数字を見ていて思い出したことがある。
東京女子大学の受験番号がこれだった。青山学院大学の方は【586】だったか・・・よく覚えていないのだが、【1212】のほうは結構良い番号だと思った記憶がある。
東京女子大学の受験日に、姉が作ってくれたお弁当を残さず平らげた私と違って、教室のたくさんの女の子達は食欲なさそうに食事を残して机に突っ伏し、ちょっと暗い感じだった。緊張いっぱいだったのだろう(私の方が変だったのかもね〜〜) おまけに受験のために田舎から出てきたばかりの私には、大学の場所が遠く感じられた。
で、結局青山学院に入学を決めたのだが、東京女子大を選んでいたら、どんな人生だったかな・・・
今まで人生の分岐点で何回か選択を迫られた事もあったが、これからもそんな事が起きるんだろうか。
北朝鮮に拉致された人達、まだ戻れない方達の人生にも思いを馳せてしまう。次々届く喪中葉書を見て、亡くなった方と残されたご家族の別れを思うと、看取りの時間はいっぱいあったかな、などと考えてしまう。
いつ何が起こるかわからないこの時代だから、日々新たな思いで精一杯生きたい。今年の残りの日々が、後悔のない毎日でありますように。
今年を象徴する漢字が発表された。「災」という字だって・・・納得。2位は「韓」・・・これも納得。
昨年は「帰」という字で、あと拉致の「拉」サッカーの「蹴」などがあったと記憶していたら、それはおととしの事だった。かくも時間の過ぎるのは、速い!
去年はなんだったのか、覚えてなくてネットで検索。
そうだ、阪神優勝で「虎」だったんだ。野球に興味のない私は2位の「戦」の方がふさわしい気がしたんだ・・・でも、「ダメ虎が頑張った」(失礼な言い方だが、そう書いてありました)のほうが前向きではある。
12月12日が「いい字一字」ということで「漢字の日」なのも、ついでにネットで知った。
今年の字には、「災」転じて「福」となりますように、の思いがこめられているという。今年はオリンピックに胸を熱くした日々もあるのだが、やはり中越地震のニュースはあまりにもショックが大きかった。寒い北国にいる友達の顔が、しばし浮かんだ。
《金沢駅》
金沢と小松で歌ってきた。ライヴは初めてである。
湯沢駅乗換えで日本海に寄り添いつつ金沢へ。駅では、駅員さんが(それも女性が多い)ありがとうございます、の声をかけてくれる。今どき自動改札ではない手渡しは、懐かしく温かみがあって嬉しい。
2日間共、こだわりの雰囲気があるスペースで、音楽大好きな方がたくさん集まってくださっていて、楽しく幸せなクリスマスライヴだった。
それに1日だけだが、たっぷり観光もできた。
お城から兼六園を歩き、犀川のほとりで寝転がり室生犀星の「あんずよ花着け地ぞ早やに輝け・・・」の歌碑を見た後、室生犀星記念館を訪れ、雨宝院から今度は寺町へ、妙立寺(忍者寺)を楽しんで、片町香林坊へ。よくぞ歩いたり〜!
20数年前、大学生の頃に訪れて以来の金沢の町を堪能した。近江町市場で海の幸をたっぷりおなかにおさめて、食も堪能。美味しいものを食べた割には体重充実させずにすんだ旅だった。
さぁ、気分はすっかりクリスマスモード♪新鮮な空気でリフレッシュしてきたエネルギー、来週ステージで放出しましょ。
(My Walking Area に写真 Up してます!)
《ヒヤシンスの芽吹き》
ベランダのヒヤシンスの球根が芽吹き始めた。春を待ってるいじらしさ、といった感じがする。
今日は冬至。かぼちゃはそれほど好物ではないのでパスして、柚子湯に入る。昼間っから、小原庄助さん気分で身も心もほどけちゃって〜〜幸せ。
かぼちゃは緑黄色野菜、カロテンやビタミンが多いし、ゆず湯は身体が温まり風邪を防ぐし、昔の人の智恵はさすがである。
冬至と「湯治(とうじ)」をかけているそうだが、更に「柚子」も「融通(ゆうずう)が利きますように」という願いが込められているという。ほんとにそうならいいのにね。結構融通が利かない私、明日もまた柚子湯にはいろうっと!
《銀座ソニービルの大ツリー》
映画を観にいったが、祝日だったからかクリスマスのせいか満員立ち見。
で、見たかった「五線譜のラブレター」はあきらめて、20分後にスタートする「笑いの大學」に切り替えた。
TVの「古畑任三郎」大好きな番組だったけど、さすが三谷幸喜さんである、台詞も話の筋も俳優さんの表情も細かい所まで神経行き届いていて大笑い、最後にはホロリとさせてくれた。笑いはもちろん拍手までおこった観客席だった。こういう映画もいいもんだ。
見たことあるのにどうしてもわからなかった俳優さんが、エンドロールで高橋昌也さんとわかったのは、咽喉に刺さった小骨が取れた感じ。
銀座はクリスマス一色の祝日にカップルや家族連れが溢れていて、ちょっぴり一人ぽっちが淋しかったけど、それなりにざわざわワクワクとするクリスマス気分を楽しんで、帰ってきた。
さぁ、明日もこのクリスマス気分をキープして、クリスマスソングの数々を楽しんで歌いましょ♪
オーチャードホールのチケットを頂いた。東京フィルハーモニー交響楽団、チョン・ミョンフン指揮、ベートーヴェンの「交響曲第9番ニ短調作品125」である。
師走を感じさせるメロディー「第九」の名で親しまれている合唱「歓喜の歌」は、あまりにも有名だけれど、第1楽章から聴くのは初めてである。
第1楽章ってこんなメロディーだったんだ、と意外な印象。第3楽章からふぅわりと感じが変わって、第4楽章の合唱(東京オペラシンガーズ)は、やはり心ゆすぶる迫力があった。
ベートーヴェンはほとんど耳が聞こえない状態でこの作品を作曲したそうだから、やっぱり凄い人だ。

もういくつ寝るとお正月〜♪
今年はあと3日ライヴがあるが、最後まで穏やかな優しい心でステージに立てたらしあわせだと思う。今年は新たな出会いもたくさんあったので、いろんな方のお顔を日記を読み返しつつ思いおこしている今宵である。
《ベートーヴェン第九》
ピアノの音色で、Night and Day〜♪のメロディーから始まった映画「五線譜のラブレター」(原題:De-Lovely)
コール・ポーターの半生を描いた映画、ミュージカルである。期待通りの映画だった。
コールは、裕福な家に生まれ膨大な数の作曲をした人ということ位しか知らなかったが、作詞もするし歌声も残っている。
自然な流れで映画が進んでいく中、たくさんのビッグな歌手が出てきて彼の作品を歌ってくれる。こんな人が〜という歌い手達。「Begin the Beguine」は短調に変えられていたし、大好きな曲「So in Love」は、とてもすてきなシーンで歌われる。音楽と物語が心に沁みてきて、師走の慌ただしさから解き放たれた2時間だった。何曲か歌いたくなった曲もあった。
ここの所、見たい映画が盛りだくさん。来年早々にはレイ・チャールズの伝記映画もくるようなので、これも見逃さないよう、要チェック!楽しみが一杯。
《五線譜のラブレター》
お飾りは「29日は苦立て、31日は一夜飾りと言われて縁起が悪い」と姉から教わったので、今日飾った。
お餅つきは、29日は苦餅(くもち)になると聞いたが、福餅(ふくもち)につながるといってわざと29日につく地域もあるそうだ。
毎年祖父母の家に親戚が集まってお餅つきした30日を思い出す。
つき手はたくさんいるが、手返しは祖母だけ。上手だったけれど、祖母の手がいつも真っ赤だった事など思い出す。
臼に移して杵でこねる前の蒸しあがったばかりのもち米を貰って食べるのが、嬉しかったなぁ。私達子供もエプロンをして粉まみれになって、お餅を丸めさせてもらった。大きな台の上に広がった片栗粉に指で足跡模様をつけたりして遊んだ事も思い出す。
「お餅を丸める時に台の上に広げてあったのは片栗粉ではなく、片栗粉よりザラザラした餅とり粉。お餅つきの後は恒例の忘年会、メニューは毎年すきやき。二つの七輪に火をおこして作っていたように思う。」・・・これは姉の記憶。
水が流せる土間になっていた台所、おくどさんがあって井戸もあった。うちのなかにこんな台所があるって、今思えばなんて贅沢。真っ白なお餅や南天の実の赤を思い浮かべつつ、あとふたつ寝るとお正月。