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《祝・10000》
2004年 1月 1日
2004年のスタート。
『永き夜の とおの眠りの みな目醒め 波乗り船の 音のよきかな』
この回文と七福神の乗った宝船が描かれた紙を枕の下に置いて寝ると、よい初夢がみられるのだとか。
皆なが素晴らしい夢を見ますように、そして夢がたくさん叶いますように、と念じつつ、私もいい夢見たぁ〜い。
一年の目標は、大きく持ってもいつも挫折だから、今年は地味に『コツコツと』!
毎日繰り返す地味な積み重ねの中にこそ、喜びを芽生えさせようぞ!! 
それから、苦手だと言っていないで運動をして身体を鍛えよう。体型よりも体力を(笑)だが、コツコツ続けようと思っている。必ずや続けるぞぉ〜〜。
1月 4日
ぽかぽか暖かく良いお天気続きのお正月だった。
いい初夢を見るぞ〜〜と念じつつ眠ったのに、今年の夢は、写真を撮ってもらったけどスッピンですごい顔だなと思う所から始まった。その後、コンサートに行ったら、客席から出て来た小母様が歌い始め、ハモニカを手に持っていて吹くんだけど、左右(低音高音)を逆に持っていて変だなと思っていたら、クチパク(こういう場合、クチパクというのかな?)。続いては、山岡久乃さんが歌い踊るレビューのような舞台、そこにバーブ佐竹さんの後姿が出てきたり(亡くなられた方達が何故に出てくるのか不思議)。舞台はかわって家へ、家事にこき使われると文句言ってる私、そしてお掃除を終えてのんびり土手を散歩。毎度の事なのだが、なんだかめまぐるしく場面が変わる、色付きの初夢。音まで付いてたような記憶が・・・ ちょっぴり先行き不安〜〜な夢。
素人夢判断すると、仕事へのプレッシャーかなとも思うが、ともかく明日から新年のお仕事開始。
大好きなライヴスペース『池之端Qui』で、精一杯歌ってまいりましょ♪
1月 8日
《初歌いは和服で》
高浜虚子は去年と今年は「貫く棒」だと詠んだけれど、 「暦をめくるだけ」のように感じられると自戒しつつ「紙一枚 めくって寒し おらが春」という句を詠んだ年賀状を下さった、古くからの知り合いがいる。小林一茶の有名な句「目出度さも ちう位也 おらが春」を意識しての句だろうな。
そんなお話をしたら、尊敬するミュージシャンから、「一茶の生活は、バンドマン、シャンソン教室の先生と通じるところがあります。言葉遊びという、とらえどころのないものでお金を頂いての生活なので、さんざん苦い思いをしたことだろうと想像に難くありません。子供の頃から継母育ちで苦労した一茶。丁稚小僧上がりで、堅気の商売ではなく、生活の不安定なやくざ稼業で40代になってもその日暮らし。目出度さもちう位也 というのは一茶の苦みなのだと思ってしまいます。・・・略・・・だから、ああ目出度さもちう位也おらが春 と前に嘆息の声をつけると、この句は際だって聞こえてきます・・・」というメールを頂いた。
芭蕉の句が正統と言われていた時代に、独特の言葉をつづっていった一茶。洋の東西を問わず、時代も問わずだが、様々な葛藤の中で自己の世界を作っていく異端児と言われた人がいるからこそ、芸術は思いがけない展開をするのだろう。そんな人達のことを調べてみたいな、感じてみたいなと思わせてくれたメールである。
音楽の世界にも魅力的な人達がいて、心ときめかせてくれる。音の世界の中で、片隅ででも、ずぅっと夢を追い続けたいと思う年頭である。
1月12日
成人の日の振り袖が、今年の流行なのか、個性的な黒やこげ茶や紫などの濃い色、そして無地に近いものが多かった。若いお嬢さんは、着物選びも洋服感覚から入るのかなぁ。
成人式のセレモニーでは、相変わらず一部の『人と成れない』お馬鹿たちが騒いだようで嘆かわしい。結局年齢には関係ないんだよね成人って、と改めて思った。
私の成人式は、戸籍を故郷に置いたままだったので、故郷で行われた式には大学も始まっていたし結局出られなかった。でも、振り返ってみたら、我が成人式は故郷から親元を離れて出てきた18歳の時だったのかもしれない。あるいは、大学を卒業した22歳の時か、、、 
自分の中で何か変えようという心意気は持って欲しいよね。これから、いっぱいの未来が待ってるんだから。
1月15日
昨日は歌会始、今年の御題は『幸』だった。一般公募の方達の歌の中にとても良いなと思うのがあった。

   頷けば足らふ八十路の幸せに夫の視野へ挿す花蘇芳 <兵庫県 金森美智子さん>
   まだ花も貴女もわかり幸せと盲(し)ひゆく母の哀しみは澄む <熊本県 森田良子さん>
   人居る幸せもありひとりなる淋しさもありて子と離り住む <福岡県 赤司芳子さん>

皇太子様も雅子様もやっぱりお子様のこと。私も年とったかな、家族の事を詠んだ歌に心惹かれた。私には頷くだけでわかる配偶者もいとおしい子供もいないけど、これからも、独り者の『幸』を楽しみ、苦しみ、していくんだろうな。
1月18日
凛としたこの寒さもいいなぁ、雪が積もらないかなぁ、乾燥もやわらぐし、などと寒さを結構楽しんでいた週末ではあったが、真っ白な世界にはならなくて残念。(大雪で困ってる方達には申し訳ないことですが、いつも雪景色に、犬のように喜びまわると言われる私。)
ここ数日、トラ(エキストラ:急に出来なくなった歌手さんの代わりのお仕事)の電話が多かった。この寒さで、皆さんいろいろと体調を壊されている様子で、それも単に風邪というのではないので気がかりだ。私も周りもそんな年齢になったということだろう。身体が楽器だからダイレクトにその時の調子が出てしまう歌手にとっては、神経質になってしまう季節。私は神経も咽喉も丈夫なほうだが、それでもマスクは毎日持ち歩いてるし、プロポリスも精神安定剤代わりに毎日である。今月末から、久々に出演のライヴハウスのステージがあるし、お教室の発表会はあるし、来月はスキー付き温泉付きのショウがあるし(ルンルン♪)、少々忙しい。倒れるわけにはいかない、気をつけなくては!
寒さの中、ベランダの秋植えのヒヤシンスや水仙が少しずつだが芽吹き始めた。そこだけちょっと暖かい気がする。
1月20日
受験生は、お守り代わりにKitKat(きっと勝っと!)を持っているそうな。あとコアラ(木から落ちない)やタコ(こりゃあすぐわかったけど、オクトパス・・・置くとパス)のぬいぐるみを机に置くそうだ。我が故郷の誇る伊予柑(いい予感)も出番があるらしい。受験の時代、懐かしいなぁ。しんどかったけど充実感もあったあの時代は、やっぱり我が人生のひとつの節目になっているかも。

さてさて本日は、ジム・キャリーとモーガン・フリーマン主演なので笑いと涙!と思って行った映画『ブルース・オールマイティー』に、やっぱり笑わせて泣かせてもらって帰ってきた。 あぁ、すっきりした♪ 英語がわかったらもっと笑えるのだろうな、でも字幕もよく出来てるな、なんて思いつつ笑い転げた。嬉しいかな、生トニー・ベネット(数年前にブルーノート東京で聴いた時と、全然変わっていなかった)が歌うし、お勧め映画。

ところで、我がホームページのカウンターも【10000】まで、あと少し。
どなたがキリ番ゲットしてくださるのかしら?ゲットの方は、御連絡くださぁ〜〜い、ねっ♪
1月23日
我がホームページのカウンター、今朝6時半頃【10000】になったそうだ。万歳〜!
キリ番ゲットしたKさんから記念画像をメールでプレゼントしていただいた。ささやかなプレゼントをお返ししようっと・・・
前後して、ねらってたのに残念、というメールも何通かいただいた。
今度はぞろ目【11111】かな!?
それにしても、ホームページを開いて1年半足らずで、カウンターが10000までいくとは思わなかった。掲示板も作っていないし・・・
本当にたくさんの方が訪ねてくださったのだなぁ、と感慨無量。今日は嬉しい日。
1月26日
今日は、2月7日の『あずまや高原ホテル』のイヴェントのリハーサルが国立であった。
ピアノの北さんからお誘いを受けたのは随分前だが、スキーに温泉つき♪行く行く〜と二つ返事。でも、スキーや温泉よりも楽しみなのがステージである。
北さんは相変わらず熱い音を下さるし、久し振りでお会いした北さんの親友のベースの多田さんも相変わらず温かい。そして初めてお会いしたバイオリンのHONZIさんは、とてもチャーミングな女性。アコーデオンも弾かれるそうで、これからもご一緒したい方である。東京から来てくださるお客様たちも、どうぞお楽しみに〜〜 私達は、前日に前乗りしてお待ちしています!
あずまや高原ホテル http://www.azumaya-k-hotel.com/  HONZIさん http://honzi.eccosys.jp/