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9月 1日
久々にプールに行った。海にはよく行ったが、プールはあんまりご縁が無かった。
波立つプールや、チューブに乗ってくねくね滑りおりるウォータースライダーなるもの etc. 結構エンジョイしたが、周りを見ると、子供連れのお疲れ気味のお父さんお母さんがいっぱい。エライなぁ、これが普通の生活なんだと、妙に感心する。
その後、ユネスコ村に移動。一気に、現実から太古の昔へトリップ。恐竜の化石や、面白シアターなど、盛りだくさんに楽しみ、西武ドームへ向かう人の流れに逆らって、家路へ。
東京からこんなに近くに、まだ森(トトロの森というらしい)や緑がたくさん残っているのが嬉しく、最後の夏休みになるだろう一日を楽しんだ。
お昼は蝉時雨のシャワー、でも夜には、もう鈴虫の音が聞こえてくる。秋はもうすぐそこ・・・。
(My Walking Area に写真 Up してます!)
9月 4日
酷暑だったパリは、大分落ち着いたのだろうか。
世界陸上も終わった。「睡眠不足だぁ〜〜」と言う友達の声が聞こえてきた日々。
最後のマラソンは、結果もGoodだったが、パリの町並みを見られるのが嬉しかった。オペラ座からヴァンドーム広場、リヴォリ通り、凱旋門へと、なんとスピードの速いことか!サンジェルマンデプレにも又行きたいなぁ、と去年行ったパリのあちらこちらを懐かしく思い出しながら、声援を送った。
そして昨日から、1900年万国博覧会の頃のパリの景色が次々に出てくる帚木蓬生さんの「薔薇窓」(…シテ島のSt.チャペルの薔薇窓からの題名のようである…)分厚い本を読み始めて、再度頭にパリの地図を思い浮かべながら、ちょっぴり幸せな気分になっている。
《去年のパリ旅行最後の日に
行ったSt.チャペルの薔薇窓》
9月 9日
先月から、火星を見たくて、空ばかり見上げているような気がする。
そして、赤い光を何度か眼にした。

11日は、仲秋の名月。まん丸お月さんが綺麗に見えるかなぁ。
今夜は、綺麗な月に寄り添って、火星が肉眼でも良く見えた。
お仕事に行く前に、左下に居た火星が、家に帰る頃には、右下にえくぼのように、寄り添って・・・素敵なランデヴー♪
9月いっぱいでいいから、図書館の貸し出しのように、天体望遠鏡を、貸し出してくれるところはないかしらん。
《デジカメで撮ってみたけれど、縮小するとよくわからな〜〜い、
ごみのようなポッチが火星》
大先輩のシャンソン歌手、工藤勉さんが9日に亡くなられた。
津軽弁でお歌いになる「陽のあたらない村(しっこあだらね、むら)」を思い出したり、「サーカスの娘っこ」という歌で、急に名前呼ばれたりしたことを思い出したりする。
歌を愛し、酒を愛し、悔いの無い生き方をなさった方とは思うけれど、もっと長生きして、横丁のご隠居みたいに、小言じいさんをしていただきたかった。
ご一緒したのは、新橋のライヴが最後だったが、「お〜〜い、びこ(私の名前の美子を、いつもこうおっしゃった)」と呼んでくれた張りのある低音を、懐かしく思い出す。
ご冥福をお祈りします。
9月11日
昨日は、久々に大学時代の同級生が集まった。
皆なが私の歌っているライヴに来てくれて、その後、新宿のホテルにチェックイン。おしゃべりしていたら、夜中の4時過ぎまで、あっという間。
何しろ、全員同い年。「皆若いよネ!」と自画自賛!? でも本当に、青春時代よりも今のほうが、年を重ねた分確実に魅力的になって、女性に磨きがかかっていた美しき友達みんなに、ブラボー♪
次の集いは、温泉旅行を約束して、懐かしく楽しいひとときを終えた。
9月21日
9月26日
映画『永遠のマリアカラス』を観てきた。
カラスの晩年(といっても53歳、若い!)の、事実も含めて描かれたフィクション。
カラス役のファニー・アルダンは、『8人の女たち』で初めて観たのだが、まったく違った今回のキャラクターを、素晴らしく演じていた。
数ヶ月前に観た『トーク・トゥー・ハー』の中で、カエターノ・ヴェローゾが歌う「ククルクク・パロマ」に鳥肌が立ち、涙が止まらなくなったのだが、この映画にしても、『戦場のピアニスト』にしても、素晴らしい音が流れてくる映画館の中に身をおいていると、心がほどけていくようだ。
映画館で流れる予告篇の『アララトの聖母』に、一瞬、シャルル・アズナヴールが写った。アルメニア人の彼、出演は久々ではないかしら。それに、マレーネ・デートリッヒの映画も来るし、トム・ウェイツの音楽が流れるのも観たいと思ったし、あれもチェック、これもチェックしていたら、しっかり、映画の秋になりそう・・・