日記８月２００３

なかなか梅雨の明けない今年の夏。世界水泳で、かろうじて夏気分だった。
そんな中、７月末に行った成瀬駅前で、夕方から《和田弘とマヒナスターズ》の野外ステージがあるという。夏はやっぱりハワイアン！？
私は、ハワイアンが特別に好きというのではないのだが、新生マヒナにシャンソン歌手のお友達が入ったので、お仕事の後に、会いに行ったようなもの。
久し振りの彼は「どうしたのぉ～～？」と驚いてくれたが、大事な裏声のパートを受け持ち、地声も歌い分け、司会もして、大活躍で嬉しかった。
肝心のバンマス、和田弘さんが、スチールギター弾くために座っていらっしゃるので、良く見えなかったけど、デジカメで記念に一枚、パチリ！

パソコンを初期化した。重いソフトをインストールしようとしてフリーズ。ここのところなんだかずっと調子が悪かったので、いっその事と思い、再インストした。
インターネットも、どうにかつなぎ、問題ないかと思ったら、すべてバックアップしていたつもりが、失敗のミス。頭のいいコンピューターを使うのは、所詮は、頭の悪い自分だったのだぁ。
梅雨が明けて急に暑くなったが、身体ならぬ、脳みそに大汗かいて作業にいそしんでいる、数日である。

昨日は、傘もおチョコで役立たず、吹き飛ばされそうになりながら家へたどり着いた。
大型台風一過。
今朝６時に目が覚めて、気にかかっていたベランダに出てみたら、小さな鉢植えは非難済みだったので、あまり被害はなかった。
そして・・・きれいな空が広がって・・・ちょっと幸せ気分になった。
今日の夕刻からは、年に一回だけマンションの屋上をオープンしてくれ、整理券も管理人さんからいただいたので、東京湾花火を、間近で堪能できる。
あぁ・・・しあわせ♪

素晴らしかった、東京湾花火。
今年は、月島に高層マンションが建ち、ちょっとだけ、見えない所が出来てしまったけれど、屋上で見た後、すぐに部屋へ帰れる幸せ。ニュースでは７２万人の人出だったとか、大ラッシュを見て、大変だったろうと思う。
大玉や、連続の迫力ある光に、皆な同じところで拍手や歓声が起きた。

今年のお盆は田舎に帰らなかったので、のんびり、久しぶりの友達と飲んだり、映画を見たりして過ごした。
渋谷文化村で観た「デブラ・ウィンガーを探して」は、ハリウッド女優さんたちのインタビューをつないだドキュメンタリー映画、本音がたくさん出てきてうなずけることが多く面白かった。客席の９割以上が女性で、なおかつ平均年齢が３０代以上といった感じ。インタビューに答えるジェーン・フォンダなど、いい年の重ね方しているなぁと思う。また、自分も歌手という仕事をしているので、共通する思いもあり、あっという間の一時間半だった。
その数日前には、まったくしゃべらない（事故で寝たきりの）女性が主人公として出てくる映画「トーク・トゥ・ハー」を観て、これはじんわり良かったのだが、これだけいっぱいしゃべってくれる女性の映画も、爽快だった。
ただ、殿方には耳が痛い言葉もしばしば・・・では、ある。

鳥のさえずりでも、目覚し時計でもなく、蝉の鳴き声で目覚める。
「降り注ぐ」とまではいかないながらも、ここのところ弱々しくなくなった蝉時雨。夏は、こうでなくっちゃ！と、セミ達も感じているかのようだ。
とはいえ、今日も例年より暑くはなさそう、夏が感じられないまま過ぎてしまいそう。
ビールもいまいち美味しくないっ（！？）・・・いえいえ、こればかりは、やはり、美味しく飲んじゃっているけれど・・・
昨日は、知り合った大切な方のお誕生日に、お家に伺い、楽しい宴。奥様の素晴らしいお料理に舌鼓を打ってきた。
その中の一品、出してくださったお肉は、あの金メダリスト！北島康介さんのご実家、北島肉店さんのお肉だとか！！
そのせいだか、久々のお陽様登場のせいか、トビウオのように、泳いでみたくなってるぞぉ～～！

美味しいものを食べたとき、心地よい音楽を聴いたとき、気分のいい何かに出会ったとき･･･、沖縄の人たちは「命薬（ぬちぐすい）やっさぁ。」というそうだ。例えば母親の愛情であったり、美味しい料理、人の優しさなど、心の中が暖かくなって癒されるような出来事をさす言葉「命薬」、いい言葉があるんだな、と思う。
夏は、よくゴーヤ（ニガウリ）を食べる。今年も、チャンプルーだけじゃなくて、いろいろ作って食べている。さっとゆでてオニオンスライスとタラバ缶（こりゃちょっと見栄張ってるけど、ツナ缶の時もあり！）とあえて、サラダにしたのは我ながら美味だった。私の夏には、沖縄の味ゴーヤは命薬のひとつかもしれない。
ビタミンCたっぷりのゴーヤでパワーつけて、、、「命薬」になるような「歌」が歌えたら～～　いいなぁ。