(DiaryのTOPに戻る)
3月 1日
春は名のみの風の寒さやぁ〜〜♪
歌に歌われている通り、確かにそうだが、カレンダーを一枚めくると、3月という字を見るだけで、気温が少しあがり暖かくなる気がする。
ちいさなお雛様を出す。出すのが遅い。そして例年、しまうのも忘れる。
でも、まっいいか、もうお嫁に行かないモンね、なんて思いつつ。

2月は梅見月、3月は桜月・・・すてきな呼び名。
2月には熱海で梅をめでてきた。
『梅』は気高く清楚なイメージ、『桃』はほっこり可愛いイメージ、『桜』は物狂おしくなる妖しいイメージがある。それぞれ、捨てがたい魅力があるけれど、やはり桜花イコール春!である。
去年は、随分と早くに咲いたせっかちな桜だった。
今年も、たくさん、圧巻とも言える満開の桜、散りゆく桜に出会えますように・・・と、ストーブの前で思う3月1日。
3月 5日
銀座で「8人の女たち」をみてきた。
映画というより、まるで舞台をみているような作品。
家の主人が死んだというのに、歌って踊って、、、ミュージカルの嫌いなタモリさんなどは、なんという映画!とおっしゃるかもしれないが、面白かった。
8人の女性それぞれのカラーがはっきりしていて、それが衣装や選曲にも現れていた。
ストーリーが進むにつれて、わかってくる秘密の数々、《女》であるって怖いわぁ、でも結構楽しいかも、とも思ってしまう。
最後に、カトリーヌ・ドヌ―ヴの母親役のダニエル・ダリュ―が歌う、ルイ・アラゴン:ジョルジュ・ブラッサンスの「幸せな愛などない」も素敵。
さぁ、次はまったく違う「戦場のピアニスト」だ。
《散歩道の梅》
3月12日
オーチャードホールで、マシュウ・ボーンの「白鳥の湖」を観た。
映画「リトル・ダンサー」でのアダム・クーパーの最後のひとシーンで惹かれた「白鳥の湖」もっと際物かと思いきや、それほどホモセクシュアル、近親相姦、って感じではなく、よかった。
この日のスワン役は、ジーザス・パスタ―。
ただ優雅なだけではない、獰猛さもある白鳥。野性的で強い鳥を表現していて、とてもセクシー。もちろん、振付も演出もGood。
先日は、フランス映画で仏語のシャワーを浴びたが、今度はチャイコフスキーのシャワー。たまにしか聴かないクラシック音楽と、素晴らしい舞踊と、両方から攻めてくる感動で、いい休日になった。
大きな声ではいえないが、白鳥は野鴨などと違って、食べても美味しくないそうな!?舞踊家と同じに、筋肉すじだらけなのかしらん。
真近で白鳥が見える何処かの湖に、群れを見に行ってみたくなった。



3月15日
昨日はホワイトデー。その上、この日、出演者のひとりがバースディ。
客席には、10年以上振りにお会いしたお客様あり、久し振りの方あり。
遊びに来た歌手さんたちも・・・
なんとなくライヴハウスの中も、ぽっかぽか。
やっぱり、私は人間が好きで、このお仕事が好きで、続けてきたんだなぁ、と実感し、楽しく過ごして帰って来た。
バレンタインデーからひと月。
海老で鯛を釣ったような、お返しのお花も飾られた、我が家の週末。






3月20日
《写真左下、うぐいす、見えるかなぁ》
散歩の途中で、うぐいす発見!
ホ〜〜ホケキョッ♪とは、鳴いてくれなかったけれど、
東京の都心、新宿のど真ん中での光景、
嬉しくなっちゃった。
一緒にいたお友達が、これから、花(桜)見に行こうという。
この花が満開の桜に見えたそうな・・・。
いやいや、やっぱり『梅』に『うぐいす』でしょう。
ちなみに、うぐいすは、つがいでした。
3月22日
この間見たのは、鶯ではなく、メジロだって・・・仕事場で話していて、教えられました。・・・ガクッ。
鶯はもっと痩せていて、尾っぽが長いんだって! そういえば、目の周りが白かった。
梅を桜と間違えたお友達を笑えません。
3月24日
紀尾井ホールで、二胡の賈鵬芳(Jia Pengfang)さんを聴いた。2本の弦の奏でるせつなく優しい音色に、客席もうっとりしていた様子。不謹慎にも、心地よくて眠っちゃわないかな?と思っていたが、津軽三味線の木下伸市さんや、オカリナの宗次郎さんとのジョイントもあり、とても楽しんだ。津軽三味線とのセッションは、バチでたたく音は海に皺立つ波を思わせ、片や、二胡の弓は大陸の大河の流れを思わせ、素晴らしかった。そして、音色に国の違いがはっきり出ていて興味深かった。 音楽って最高!
(この日の事は、My Walking Areaに Up )